R&D

 意味的価値

一昨日のNさんとのディスカッションの中で意味的価 値というものについて、意味的価値とはなんぞや、と いうものを考えてみた。 延岡先生は、「こだわり価値」と「自己表現価値」に 分けられるとしていたが、僕は次のように考えてみた 。 まず僕の中での意…

 シナジーを前提としていない

Hさんと二人で飲みに行ってきた。いろいろと楽しく 話ができてよかった。 その中で一つとても面白いトピックが「シナジーを前 提としてない組織」というものだ。本日の昼会で、F さんは、事業部をまたがるようなシナジーをどんどん 作りましょう、というこ…

 S○Tプロジェクトのその後

上期に行われたS○Tプロジェクトを受けて、Nさんが、 他部署で修行をしないか、と言われているようだ。 その理由が、プロジェクトの際に、「もっと大きい絵が 書けないのか、お金の話が全然ない」というのが理由の ようだ。 まぁ、それはああいったやり方をし…

 研究所発の事業

今日の塾は材料関係のTさんだった。Tさんの新事業での 経験から現在の部署で取り組んでいることなど、経験を ベースに時系列で2時間たっぷりと話をしてくださった 。 新事業時代にはお客様とのインターフェイスを自分たち が担うことでそこから様々なネタが…

 Kとの話の続き

昨日のKとの話で、考え続けてたことがあったので メールしておいた。 (1) イノベーションのジレンマを意図的にできるか 確か、昨日こんな話をしたと思う。それで、「そもそ もイノベーションのジレンマを知らないとできないよ ね」みたいなことを僕は言った…

 顕微鏡とマイクロスコープ

大学の後輩のKがまたいっしょに飲みましょう、という ので行ってきた。この前、会ったときに「イノベーシ ョンのジレンマ」を紹介したのだが、それをベースに ディスカッションしたい、とのことだった。 Kは元々大手の計測機器メーカーで営業をやっていて、 …

 満たされない思い

Fさんは、「研究所のテーマの成功の分かれ目はプロジ ェクト化できるかどうかだ」というのを以前、Fさんが 話していた。それをNさんに伝えると、やっぱりそうか 、と。これまでのFさんの言動から結局は既存事業への 事業貢献、という視点しかないことがそれ…

 審良静男氏

20日の日経新聞の日本創造会議というシリーズで大阪 大学の審良静男氏が特集されていた。 審良静男氏は、免疫学分野の論文引用回数でコンスタン トにトップに立っており、ノーベル賞に最も近い人とも 呼ばれている。 その記事にあった研究室の運営方針が参…

 問題の表面化

今日は読書会の日だった。新しくSさんが加入してくだ さったのだが、話のほとんどはSさんの部署の話となっ た。 SさんのリーダーであるNさんは、プレスリリースも行 い、賞もたくさん受賞し、人員も拡大し、まさに成功 した事例のひとつと思われていた。僕ら…

 事業価値評価への付加価値

事業価値評価のグループにもし、僕が行ったときに加 えることができる付加価値は何だろう、と考えた。 昔、今のテーマを事業部に持っていくことで悩んだこ とがあった。結局、「こんだけ売れます!」っていう のを示さないことには事業部は動いてくれないと…

 底の浅いテーマ

下期の方針発表の中で、Fさんが「技術的スキルとナ レッジを身につけてくれ」とおっしゃられていた。要 は、「それらがないと極めて底の浅いテーマしか出て こない」とそれに続いて言っていた。 まぁ、何を指してそれを言っているのか、というのは 容易に想…

 BenがMM技術!?

この前、Benと話していたときに、PhDに誘っている教 授の専門は何かっていうのをふと聞いたら、なんと、 MM技術というではないですか。これには驚いた。最近 僕らの中で話題のこの技術が実はBenの得意分野(!?) だったとは...。既に5ヶ月近くインターシップ…

 塾2

それにしても風邪が治らない...。困ったものだ。 昨日の塾で感じたことの続き。 冒頭にFさんは、R&Dの成功率について言及していた。 まぁ、低いのは低いが他社や親会社よりはいいはずだ 、というものだった。 一方で最後に、「これからのうちは皆さんが思っ…

 塾

休みの日に開催される塾に行ってきた。今日の講師は 所長のFさんだ。人数が多かったこともあり、一方的 に話を聞くだけであったがこれはこれでよい機会だっ た。 内容としては、自社のR&Dの現状、それから過去の成功 事例について、そして最後にいくつかツー…

 制約条件を取り払う

とある技術の特許回避を考えているのだが、確かに技 術としてそれを考える意味はあるかもしれないが、事 業としてそれが必須かどうなのか、というのをまずは 考えないといけないだろう。 まぁ、それをおいといて、特許の回避案を考えても、 その他の制約条件…

 パテント相談

弁理士さんとパテントの相談をしたのだが、毎回、こ れをやると罪悪感にかられる。 とてもじゃないが実施見込みのないクズ特許の説明を しているような自分がイヤになってくる。でも、本気 で自分のいいと思っていたものが、外れるときもあれ ば、クズ特許だ…

 クリエイティブの定義

Fさんがグループ長になって1年近くが立つが、何か 変わったかといえばたいして何も変わっていないのが 現状だろう。Fさんが1つ1つのテーマに口出しする ようになったぐらいだ。何もしていなかったKさんよ りはマシだとも言えるが。。。 当初Fさんは組…

 MMのネタ

SさんとAさんのMMのネタだが、とりあえずは、MMでし かできないアプリケーションをテーマ化せずに探す、 ということで方向性を決めたみたいだ。Fさんのアドバ イスとしては、「学会とかでアピールしてきたらどう や」みたいな内容だったそうだ。たしかに社内…

 X当たりの利益

自分の組織をクリエイティブな組織にしたい、というの であれば、何をもってそれを測るかを明らかにしなくて はならない。 それがもし論文を読むことであるのならば、毎月各人の 読んだ論文の数を明らかにし、それを研究室のオリジナ ルの指標にすればいい。…

 E技術でしかできないこと

「E技術、E技術」っていうが、E技術でしかできないこ とっていうのは何だろう。E技術自体はプロトコル変換 のためのミドルウェアである。要は通信がインターネッ トに対応していないものをインターネットに対応できる ようにしようというものである。 インタ…

 長期技術ロードマップの書き方

DNAデバイスの話を聞いた。いきなり、DNAデバイスと はみたいな話から入ったため、いったい何にどのよう に使われるか、というイメージがつかなかった。よく よく話を聞いてみると半導体を進化させる一つのアプ ローチになりうる、ということだった。僕自身…

 次工程はお客様

「次工程はお客様」、これは、品質管理で使われる用語 だ。 http://www.uvc.co.th/J40.htm さて、品質管理で大事な標語である「次工程はお客様」 はみなさんもご存知だと思います。しかしこれをタイ人 社員に説明すると「次の工程はお客さんと思って良い品 …

 優先順位

研究室のロードマップ見直しがあった。この前の若手 の提案を受けて、それぞれの研究室でどうそれらの提 案をロードマップに組み入れていくか、というような 感じの内容だった。 うちの研究室についてもFさんが発表を行ったのだが 、ワーキングから出てきた…

 成功も不確実

その昔、テーマを事業部が受けてくれない、と困って いた時期があり、いろいろと思考錯誤していた。 でも、結果的に事業部が引き受ける、きっかけとなっ たのは、こちらからの働きかけでも、マーケティング 調査でも何でもなかった。 事業部キーマンのやる気…

 所長の話

月1回、研究所全体で集まる昼会があった。各月の業績 と毎月1研究室ずつ、研究室の紹介みたいなことを行う 。 その中で、Fさんが次のようなことを言っていた。「こ のような経済情勢だから、あえて普段できないような とをやろう。例えば、競合分析とか、パ…

 事業に興味がない

Fさんは昔、超高級○○を作っていたが全然売れなかっ たという。事業部の人は誰も相手にしてくれず、よく 1人で評価とかしていた、ともいっていた。その次の商 品なんかは、一生懸命やっていたが、自分が知らない 間に事業部のテーマとしては終了していたとい…

 技術の交流会

月に1回、研究室で技術の交流会を行っている。前のS さんもそうだったが、テーマの紹介をして、最後に連 絡をするだけだ。 まったくディスカッションでも何でもない。発表者以 外はただの受身の会だ。何を決めるわけでもない。 それを僕はこう変えたい。 ま…

 社内シンクタンク

長期技術戦略を考えるようなワーキングをやっている のだが、小耳にはさんだ現状。どうやら、まったく専 門の違う人たちが各班にわかれてあーだこーだという ようなことをやっているらしい。そこでは、とりあえ ず「こんなのあったらいいな」から「そのため…

 長期技術戦略

長期の技術戦略を立てるプロジェクトが動いている。 各研究室の室長と、課長・若手メンバーが中心となり 、いくつかの班にわかれて戦略を作っていくというの だ。 適切なスコープが設定されていない状態でどれだけの 戦略が立てられるだろうか。たぶん、各班…

 社内展示会

社内の技術展示会が行われている。研究所の近々商品 化される技術の展示会だ。過去3年間は僕も出展して いたのだが、今年は出展はしてない。 全体のコメントはさておき、面白かったのはサードパ ーティの考え方とSAASみたいな考え方だ。 さて内容はさておき…