クリエイティブの定義

Fさんがグループ長になって1年近くが立つが、何か
変わったかといえばたいして何も変わっていないのが
現状だろう。Fさんが1つ1つのテーマに口出しする
ようになったぐらいだ。何もしていなかったKさんよ
りはマシだとも言えるが。。。


当初Fさんは組織をクリエイティブにしたい、という
ことを言ったが、具体的にやったことと言えば、技術
の交流会を毎月開くようになったぐらいだろう。外部
の人の話を聞く機会が増えたのはいいことなのだが、
そもそも各人のテーマの関連性が離れていることもあ
って、それが身になっているか、というと微妙なとこ
ろもある。


僕なりに思うのは、では、クリエイティブな組織って
いうのはどういう組織か、ということだ。それは、メ
ンバーがやりたいことに溢れている、状態ではないだ
ろうか。要は、具体的にあれもやりたい、これもやり
たい、でも人は足りない。だから優先順位をつけてこ
れをやりましょう、という状態だ。そういう組織だか
ら優先順位の付け方を見ることでいいテーマ悪いテー
マの目利きも自ずとできるようになる。


それが、テーマがないから探そう、他にないからとり
あえずこれをやろうか、というのではそれはクリエイ
ティブでも何でもないだろう。


クリエイティブな組織をそういう定義とするのであれ
ば、今度はじゃーそのためには何をすればいいか、と
いうことになる。


個人個人がばらばらにやっている学会参加や大学の先
生との関係などを整理し直したり、他社動向や事例に
対してディスカッションをしたり、など、また他の部
署から持ち込まれたネタを共有したりとか、いろいろ
とできることはあるはずだ。そう考えるとその第一歩
は、情報の共有であり、そのためには互いの信頼、と
いうのがまずあるということではないだろうか。