技術の交流会

月に1回、研究室で技術の交流会を行っている。前のS
さんもそうだったが、テーマの紹介をして、最後に連
絡をするだけだ。


まったくディスカッションでも何でもない。発表者以
外はただの受身の会だ。何を決めるわけでもない。


それを僕はこう変えたい。


まず研究室のwishリストを作る。みんなが「あれした
い」「これしたい」「○○を調べよう」みたいなのを
出す。1ヶ月に1人3件とかノルマがあってもいい。それ
を2x2で切り分ける。緊急度大-緊急度小の軸と、やる
ことの軸(調べる・試す-考える)だ。「調べる」だった
ら、学会、雑誌、メルマガ、論文、リサーチ会社のデ
ータとかいろいろある。ヒアリングとかでもいい。「
考える」はアイデアをもってくるとかだ。


そっから、自主テーマを設定してもいい。


このリストのアイデアが出てきたら、それに対してリ
ーダーが「このアイデアいいね」とか「この目のつけ
どころはいい」とかコメントをしてもいい。そうする
ことで、どんなアイデアがいいのか、っていうのをみ
んなが共有することができる。それが研究室の価値観
につながっていく。


それとかこんなディスカッションがあってもいい。「
N事業がなぜうまくいかないか考えよう。一番の原因は
何か?次回までにみんな考えてこよう。"一番の"原因
だけでいいよ。」これなら情報をシェアできるし、み
んな実際に行動できる(考えられる)。


それと、本日のMVPとかあってもいい。みんなの投票
で決める。5回とると、好きな学会に参加できる権を
得られる。旅行目的とかでもいい。報告義務はない。
それを部署の共通費として予算確保する。CEATECとか
そういう個人的興味でもいい。


大切なのは、参加するのが楽しい、プレッシャー・ス
トレスにならない、休日1日ぐらいで実行可能(雑誌を
読んで報告するとかね)、ベーススキルの向上、情報
のシェア、お互いを知る、でも、ちゃんと準備をする
(アイデアを出すとか)、真剣にやる、他人の話を聞く



それらをまとめると、真剣にやり、本音で話し、互い
をリスペクトする、ということだろう。


これによって特定のナレッジではなく、?自由な発想
、?大事なことを考える、?受身、とあったときに、
?と?の要は汎用的に考えるスキルを高め、そして、
テーマを創出させることにつなげるのだ。


こういう会にしたい。そしたらお互いのこともわかる
。知識の豊富な人、アイデアが出る人、柔軟性がある
人、まとめるのがうまい人、ファシリテートがうまい
人、要はテーマに依存しない人間性をお互いが知るこ
とができる。


昼の会で話すネタを考えるように、日常的にふと気付
いたことを「あっ、これ次の会でみんなでシェアしよ
う、どう発展するかなぁ。」なんて考えることができ
たらワクワクするよ、きっと。


そういう会でありたいと思う。