BenがMM技術!?

この前、Benと話していたときに、PhDに誘っている教
授の専門は何かっていうのをふと聞いたら、なんと、
MM技術というではないですか。これには驚いた。最近
僕らの中で話題のこの技術が実はBenの得意分野(!?)
だったとは...。既に5ヶ月近くインターシップにき
ているのに全然気付くことがなかった。。。


まぁ、話を聞いてみると、授業の一講座の中でMM技術
について学んだという。電磁気学とかは基本的には
ベーシックな理論が中心であり、退屈なのだが、MM
技術はまさに今のオンタイムの技術であり、非常に面
白かったという。さらにいろいろといる教授の中でも
その教授が非常に熱心で授業の進め方などもよく、特
に印象のよい教授だったようだ。それもあって、本当
はあまりPhDには興味ないのだが、その教授に誘われ
ていることもあって迷っているのだという。


そんなこともあり、AさんにBenを紹介して少しディス
カッションしてみた。まぁ、Ben自身も授業で教わった
ぐらいのナレッジだからそれほど深いディスカッショ
ンはできなかったが、それでもAさん、Benそれぞれか
らいろいろな話を引き出し、僕らとしては得るものが
大きかった。(本当はそれじゃ意味がない気がするが。
)


MM技術に関してはやはり、日本でもヨーロッパでも、
アプリケーションがない、というのが一番大きな問題
のようだ。技術に関してももちろん課題はあるが、シ
ミュレーションレベルではその実現性というものが示
唆されているという。しかし、何にどう使っていいか
わからないのだという。シミュレーション分野におい
ては日本はリードしており、ヨーロッパでは理論が研
究のベースになっているみたいだ。それでも、軍需用
途などを考えるとヨーロッパ・アメリカの方がアプリ
ケーションの応用実用化も早いのでは、と感じた。


こうした、アプリが見つからない問題、っていうのは
研究所においてはものすごく多くあるはずだ。自社に
限らず、研究所・研究機関というものがどこでも持つ
悩みだと思う。これの成功事例・失敗事例、アプリ探
索の方法(単にブレストとか観察というのではなくて
)を体系的に考えてみることは有効なのではないだろう
か。


それにしても授業で聞いたというわりにはMM技術のカ
ンファレンスの話や他分野特に、accousticへの応用な
どそのナレッジの深さに驚いた。