制約条件を取り払う

とある技術の特許回避を考えているのだが、確かに技
術としてそれを考える意味はあるかもしれないが、事
業としてそれが必須かどうなのか、というのをまずは
考えないといけないだろう。


まぁ、それをおいといて、特許の回避案を考えても、
その他の制約条件で、「それは○○だからダメだね〜
」なんてことを言われてしまう。そうであるならば、
まずは特許回避とかの制約条件を取っ払って、まずは
何が理想解なのかを考えるべきだろう。


要は質問としては、「他社特許の問題がなかったとし
てその技術でOKか?」ということだろう。そうである
ならばその品質を保った状態でどう回避できるかが命
題となる。でも、特許を考えなかったとしても、それ
は○○でダメだよ、というのであれば、それも含めて
考えないといけない。それを最初に明確にしておかな
いから、後になって事業部が受けない、という状況に
なる。


そして、何は譲れるところで何は譲れないところなの
か、その優先順位を明確にし、そしてデッドラインは
どこなのかをきちんとしよう。


そうは言っても事業部としては、「やっといてね」し
か言わないだろう。そして、いざそのときになると、
あれがダメ、これがダメ、というふうになる。そうで
あるならば最初にそれをやっておかなければどう考え
ても効率がよくない。事業部、研究所というそれぞれ
の枠組みで考えていれば、研究所で成果が出なくても
事業部としてはどうってことない、でも会社という枠
で考えれば、決してそうはならないはずだ。それが、
経営的マインドでモノゴトを見るっていうことではな
いだろうか。