E技術でしかできないこと

「E技術、E技術」っていうが、E技術でしかできないこ
とっていうのは何だろう。E技術自体はプロトコル変換
のためのミドルウェアである。要は通信がインターネッ
トに対応していないものをインターネットに対応できる
ようにしようというものである。


インターネットが登場する以前からある技術(SやEやG
など)は、このE技術の技術が必要とされる。でも、そ
れ以降に登場した製品というのはむしろインターネッ
トにつながることを前提に設計されているため、E技
術につなぐというメリットがあまりない。(例えば、
TやW)


しかも、最近の製品はどれもインターネット接続が前
提になっているので、EにしてもEMSにしてもそうだか
ら、E技術がが差別化要因にはならないのではないだ
ろうか。


ネットワークヘルスケアに対して、ケータイ会社、イ
ンテル、健康機器メーカー、ゲームメーカー、セキュ
リティ(セコム)、テレビメーカー(SONY、パナソニッ
ク)、ソフト(マイクロソフトgoogle)が各社各様で
参入を狙っている。それに対して、E技術は差別化要
因になりうるのか。そうはならないような気がするの
だが。例えば、Sの管理が健康の管理んは絶対的に不
可欠、というのであれば、かなりの差別化要因にな
る。Sのコントロールに一番優れているのはやはりE技
術だろうし、そういう技術蓄積はある。でも、
そうではないのが現実ではないだろうか。


キラーアプリを考えていく上で、Sはキーにならない
、というのであれば、S以外のもので強みを発揮でき
るような対象にE技術という技術の枠を広げていかな
ければいけない。それをしないで、当初のコンセプ
トのまま、アプリがない、アプリがない、というの
はちょっと違うと思う。