うちでiPodが作れるか

Nさんとディスカッションする中で、こんなに何度も
話しているのにも関わらず、認識のギャップがあった
ことに驚いた。


「うちの会社でiPodのようなものが作れるか?」と話
していたのだが、どうも噛み合わない。何が問題だっ
たかというと、Nさんは「iPodのようなもの」=「エ
モーショナルなデザイン的意味的価値を持っているも
の」と捉えていた。一方で、僕は「iTunesも含めたま
ったく新しい事業コンセプト」と捉えていた。


これが大きな違いだ。


Nさんの切り口でiPodを見るのであれば、僕は自社で
も意味的価値を持つ商品を作ることはできると思う。
では、どういう意味的価値が本当に顧客に響くかとい
うのは別問題だが。


でも、事業コンセプトとしてみると、意味的価値とか
機能的価値ではくくれなくなると思う。それらは、T
BCで言えば、Cの部分のみの話であり、事業コンセプ
トとしてみるのであれば、TとBも不可欠だ。


さて、とにかく自分が驚いたのは、こんなに密にコミ
ュニケーションをとり、同じトピックについて話合っ
ているのにも関わらず、これだけ認識のギャップがあ
るということだ。


iPodみたいなもの」という言葉一つとっても確認が
必要だ。