新事業になるかどうかの判断軸

新事業の分担金という制度があり、そのお金を活用し
てR&Dを行っているテーマもある。でも、その要件
は、「事業構造革新 or 技術部門手動 or 複数事業横
断 or 高収益」なんていうのがあるが、基本としてあ
るのが、「事業本部が事業受け皿になり得る事業であ
ること」というわけだ。


じゃーそれは何だ?といったときに答えがなかった。
事業部長が「面白いからやろう!」といったらOKとか
そんなレベルで暗黙の了解が行われているように感じ
た。これに対して、バリューチェーンをベースにする
とすっきりまとめられるような気がした。


バリューチェーンは「購買物流、製造、出荷物流、販
売、サービス」だが、キーとなるのは「製造」と「販
売」と「サービス」だろう。


まず王道としてどういうものが、事業部で製品化され
るかといえば、
製造 :工場でモノづくりをする
販売 :既存の販売ルートで売れる
サービス:ハードの売り切りビジネスモデル
というものだ。


うーん、途中だが、もしかしたらTBCの切り口でみ
たほうが適切かもしれない。


T:既存技術(○○の製造技術)でできる
B:ハードの売り切りビジネス
C:販売ルート


要はこれのどれか1つでも変われば、限りなくそれは
新事業に近い、ということになる。例えば、ハードは
作るものの、売り切りビジネスではなく、それをリー
スする、とかになるとビジネスモデルがかわる。また
、同じモノであっても、既存とは違うルートで売ろう
とすればそれは新事業だろう。また、既存のハードを
使ったサービス事業なんかもそうだろう。


逆にいうと、これらのうち2つが変わってしまったら
それはもはやうちでやる技術ではない、といえるかも
しれない。


そう考えると、Nさんのやっていることは、まさにこ
の新事業でやる理由になるし、そこで実績を作り、ど
こかの事業部へそれを根拠に受け皿をお願いしにいけ
ばいいと思う。