組織がよいときの会話

組織がいい状態にあるときっていうのは、unofficail
なbusinessに関するコミュニケーションが活発な状態
だと思う。communicationのあり方を以下の切り口で
考えてみる。


       business
        |
     これ |会議
        |
unoffical――――――――official
        |
     バカ話|息抜き
        |
     non business


要は、会議とかそうしたオフィシャルな場以外でどれ
だけ仕事に関する会話が生まれているか、っていうこ
とだ。例えば、夜中思い出したように、携帯に「こん
なアイデア思いついたけどどう?」とかって電話がか
かってくるようなものだ。他にも、休憩時間に「あの
問題どうなった?」とか、廊下ですれ違ったときに、
「競合のあのニュース見た?どう思う?」とかそうい
う会話が出てきたりする状態だ。


例えば、今、電車で帰りながら僕なんかはNさんに思い
ついたアイデアを送ったりするのだが、それもそうい
う部類に入るだろう。


要は仕事以外のところでも、それだけ考えているって
いうこと。そして、それがコミュニケーションに現れ
るっていうことだ。これってお互いを信頼していない
と出てこないし、仲間だと感じていないと決して出て
こない。だから組織がいい状態かどうか、っていうの
をみる上で非常に有用なんだと思う。


そして、こういうunofficailな会話が結局はキーとな
るんだと思う。


何も考えずに会議にやってきて、あーだこーだ会議で
話して、会議が終わったら何も考えず、また次の会議
で集まったら...みたいなのは、何も生み出さないだ
ろう。それは仕事のための仕事であって、誰もそれに
コミットしている状態ではない。


なんでこんなふうに思ったかというと、Nさんのテーマ
だ。今日、Nさんの試作を見にデザインの人たちがやっ
てきたのだが、やっぱりそれの本質を見ようとするな
らばもっとどっぷりとつからなきゃいけない。特に彼
らなんか既存商品群のデザインしかしていないわけだ
から、何かアウトプットが出てきたとしても既存商品
の延長になりかねない。本当はプロジェクトなんかに
なるのがいいのかもしれないが、そのプロジェクトに
しても、会議のときだけ参加、なんていうのではやっ
ぱりうまくいかないと思う。例えば、デザインの人が
急に思いたって、1人で実験室にやってきてずっと眺
めていて、それでそこでNさんとディスカッションが
始まって...みたいな。そういうふうになったらきっ
といい方向に進むんだろうな、と思う。