新規事業案

夜、メイカーズを読んでいて閃いた。昼間のIさんのキーワードの部材
という言葉、それと、Iさんが、あの商品は、売り切りモデルだ、とい
うことを言っていたことも引っかかった。


イカーズを読んでて思ったのは、もはや今自社で行っているモデル
というのは周回遅れ以上、ヘタしたら2週ぐらい遅れている状況にあ
ること。


また、そもそも売り切りモデルのビジネスっていうのは、アパレルで
言えば、ZARAだ。そこで続いたのが、ZARAがあるのであるのであれば
、同じカテゴリーでユニクロがあってもいいのではないか、というこ
とだ。


そう思うと、あの商材っていうのは、部材...というよりは、スタンダ
ード、つまりコモディティの商品と言える。つまりそれがユニクロ
ような定番商品と同じものと言えるはずである。


ここでさらに、アイデアが広がり、それだけ売るのではつまらない。
これをどう発展させるか、というところで2つの方向性がある。1つ
はインドで拡大していくということ、もう1つは日本に逆輸入すると
いうことだ。


そこで以前から思っていたことと結びついた。そもそも、日本の産業
は、収縮しかしていかないし、ましてや、これからの若い人たちは、
自分がそうであるように、そういう買物をしていかない。また、なの
に商品は高止まりしている、という状況にある。はっきりいって、ぼ
ったくりとも思える商品が最低でも2つある。自分の感覚からすれば
商品自体が価格に見合っていない、といえる。ただ、これは商習慣上
、既存の事業の延長ではどうすることもできない。ここにイノベーシ
ョンのジレンマがある。


日本ではスタートすることすら難しいもののインドで成功モデルを作
れれば、それを逆輸入できる可能性はある。そもそも世の中の多くの
ものがそういう事業構造へ転換していくなかで、いつまで経っても事
業転換していかない産業ともいえる。逆に言えば、そこが大きなチャ
ンスでもある。


はじまりはそれこそ売れるかわからないような小さな事業だが、でも
、目指すところは、「自社を潰すこと」だと思う。