グループ内の競合

とあるビジネスをやっている部門が、インドの競合メーカーに
あるデバイスを売り込みにいってたみたいだ。その調査結果が
けっこう面白かった。やはり、営業として何か相手にベネフィ
ットがあるものを持っていくからこそ情報が得られるのだろう
。そう考えると、自分たちの立場だとなかなか、企業を訪問し
て、というところに難しさを感じる。


一方で、F事業において、そのデバイス部門は、他社に売り込
みにいくわけだから、F事業部門の当事者としては面白くない
。それに関しては、結局は、「仁義をきる」ということになる
。もちろん、デバイス部門からしたら、もちろん自社内のF事
業部門が買ってくれるならウェルカムだし、他社にも持ってい
きますよ、ということだろう。


以前は、親会社とは別の会社として認識されていたから、あっ
ちとは別です、という形でいろいろできたことができなくなっ
てくる、という話もチラッと聞いたことがある。


そういう弊害もあるのであればやはり全社の力を集結、という
よりは別事業として考えたほうが自然だろう。それがたぶん、
ホールディングカンパニーという形になるのだろう。もちろん
同じグループ内で、同じ商品をやる、というような競合する部
分も出てくるだろう。NTT内で、いろんなところでプロバイ
ダー事業が出てきたような。ただ、ガバナンスの形態として、
今回の統合の形態がよいかどうか、というのはケーススタディ
としてよい材料になると思う。