誰かがやらないと

Fの事業についてずっと考えていた。先週の金曜日にAさんが、
○○○○万円なら出してもいいとおっしゃってくれた。ただ、月
曜日にKさんと話すと、このままだったら話はなくなるだろうな
ぁ...、ということだった。


これはすごくもったいないと感じる。自分が経営者だったらと考
えたときにここにはお金を張ってもいいだろうと思う。でも、結
局、事業主体者がそうした提案を受け入れられる状態ではなく、
全然動ける状態ではないので、たぶん立ち消えになってしまう。


では、どうするかだ。本当にそれに価値があると思うのであれば
、自分たちでやればよい。ドライブする人間がいなければ自分た
ちでドライブすればよい。


自分たちはこの技術をやるべきだ、と思っているが、周りはそう
は思っていない。その周りの人たちを動かそうとするには、動か
す材料がいると思う。それが事業価値分析だ。事業価値分析を行
い、その技術に投資すべきか、自社開発を待つべきかを判断すれ
ばいい。数字がないから、「その技術は有望だ」とか「市場は値
上げしてまでは許容しない」とか抽象的な議論になってしまう。
事業価値分析を行った上で、結果としてその技術に価値がないと
なればやめればいいだけだと思う。


少なくともそこまでは自分たちでドライブすべきだと思う。それ
をやろうとすると、○○○○万円かかる。でも、Aさんがそれは
捨て金として張ってもいい、と言ってくれているので、その言葉
にのってもいい。それぐらい今は価値があると思っている。


大切なのは、提案した先が動かない、反応がにぶい、というだけ
であきらめるのではなく、どうしたら彼らを動かせるのか、彼ら
が動かないのであえれば、自分がドライブするというスタンスで
望まなければならないということだ。こういう仕事のやり方をし
ていかないと、この先、何もものにはならないと思う。誰かがや
らないと...というのであれば、それは自分たちがやらないと、
とイコールである。