トップに立つ人

とある会社を訪問し、社長のIさんにお会いした。同社の重点国で
あるインドをまかされているということもあり、相当の人物だろう
と思った。実際、これまでいろんな人に強面であるような話も聞い
てきた。


営業出身の方で、お会いしてみると、非常にやわらかい対応だった
。たら、もちろん、仕事や成果というところに対しては相当な執念
を持ってやってきたからこそ今の地位があるのだと思う。そのやり
方に関しては、たぶん賛否両論あるところなのではないだろうか。


戦略についても、いろいろと話をしてくださったが、基本的に言っ
ていることはクリアだし、この国で成長していこうとするのであれ
ば、一番リーズナブルなやり方だともいえる。今は、それ以外にど
うすればいいか、というのは僕自身は持ち合わせていないので、な
んともいえない。


夜の会もごいっしょさせていただいた。同社の中では神のような存
在だと言われていたが、自分でもそれは認識されているようだ。自
分たちの会社は軍隊であり、自分が右向け右、といえば全員がそっ
ちを向くんだ、というようなことをご自身でおっしゃられていた。
組織の機動力といった意味では重要だが、全員が同氏を見ながら仕
事をするようなやり方にはちょっと違和感を感じた。


ただ、昼間に一度会っただけにも関わらず、夜の席では、もう私の
名前を呼んでお酒を勧めてくださった。そういうところはさすがだ
と感じた。そういうところで、人をひきつける部分はあるのかもし
れない。


まだまだ今回話しただけでは、その奥深さを感じることはできなか
ったが、もう少しいろいろと話してみたいと感じた。