日本とインドの差はすぐなくなる

今日はT社を訪問してきた。User、Technology、Businessとい
う切り口で、イノベーションを請け負うデザインカンパニーだ



過去の実績を見せてもらったが、家具の事例なんかはかなりの
クオリティだ。○○分野のシェアをとっていきたいという顧客
の要望に対して、最終的には理にかなったビジネスモデルの転
換まで提案している。またコストもリーズナブルだ。うちのど
こかの部署が出張調査するのに数百万を支払っているが、それ
と同じ金額でこれらのアウトプットが得られる。


さらには仕事に対する姿勢が素晴らしい。前回の調査のときも
そうだったが無理なお願いに対しても、なんとか対応して顧客
の要望を満たそうとする。今回の調査依頼に対しても明日まで
にプロポーザルを提出するという。


そのクオリティ、コストもさることながらそのスピード感、姿
勢が素晴らしいと思う。それらを見ていると、自分も含め自分
たちの会社がいかににぶいかを感じされる。さらには今の時点
では自分たちが仕事を頼む側になっているが、それがいつ逆転
するかは時間の問題なのでは、という危機感を抱いた。


今の日本でこれだけハングリーにクオリティ高く、スピード感
をもって仕事ができる企業なんていうのはそうはないだろう、
と思った。日本が持っているアドバンテージなんていうのは、
気づいたときにはなくなっていると思う。まるで中国・台湾に
対してものづくりの優位性がなくなったように。気づいたら企
画力(創造性)についてもそれはなくなっているのではないだ
ろうか。それは遠いようで、もうすぐそこまできているのでは
、と感じた。


どこを見るかによってインドという国の見方は全然変わるとい
うことだ。