おじさんの手料理

Mさんの家に招待してもらった。そこで、おじさんの手料理を食
べた。おじさんとはMさんの家で働くサーバントだ。Mさんは代
々住んでいる駐在員の家を引き継いで住んでいる。そのサーバン
トのおじさんもかれこれ、初代から継続して住んでいるという。
その初代の駐在員の方の奥さんが日本食をそのおじさんに仕込ん
だという。そのおかげで、そのサーバントのおじさんは材料さえ
あれば何でも日本食は作れるのだという。


というわけで、まだインドに来て、ほとんどインド料理も食べて
いないわけだから別に日本食に飢えているわけでもないのにご馳
走になった。


メニューは、トンカツとコロッケだ。食べてみると...、これが
絶品である。普通にというか、日本のスーパーで売っているよう
なのよりも全然美味しい。おじさん、サーバントやめてコロッケ
屋始めたほうが儲かるんじゃないのか、っていうぐらいのうまさ
だった。トンカツも一口サイズにカットされており、美味しい。


そんなおじさんがいるので、Mさんは食にはあまり困っていない
。とてもうらやましい話だ。


たぶん、このおじさん、Mさんが帰国したとしても、引く手数多
なのだろうなぁ、と想像できる。


まぁ、自分はホテル暮らしの後はサービスアパートになるわけだ
が、しばらくは自炊で頑張ろうと思う。