推定同意

の本に書いてあったか忘れてしまったのだが、臓器移
植についての話題があった。日本での臓器移植のドナー
登録率は4%ぐらい、アメリカでは40%ぐらい、イギ
リスでは25%%、ドイツでは12%ぐらい、そしてこ
れがフランスになると99%、オーストリアでも99
%となるようだ。


国民性の違い、ボランティア精神などが一見すると理由
として考えられるのだが、答えは簡単で、制度の違いな
のだ。


日本やアメリカでは登録する人が申請しなくてはならな
いが、フランスやオーストリアなどでは、デフォルトで
登録となっており、拒否する人が申請をしなくてはなら
ない制度になっている。これを推定同意というようだ。


フランスからインターンシップで来ていたBenにも確認
したが、考えたこともなかったけど、確かにそうかも
しれない、というようなことを言っていた。


他の場合においてもこの推定同意は使えると思う。例え
ば、「みんな参加してもOK」と思っていても、わざわざ
手を挙げてまでやるほどのものではない、というものだ
。例えば、自治体の清掃活動なんていうのはそうかもし
れない。「掃除に参加されるかた連絡ください」とすれ
ば、ほとんどの人が参加しないだろう。でも、「参加し
ない方は連絡ください」とすれば、本当に用事でもない
限りは参加すると思う。それによって出席率があがると
思う。