アイデアを出すために2

昨日、アイデアを出すために、ということで書いたが
、数を出す意味というものを再度考えてみた。


(1) MECEを作る
まず、MECEでモデルを作ろうとするのであれば、抜け
漏れがあってはならない。それをなくすために限界ま
でアイデアを広げることで、MECEなモデルを作ること
が可能となる。


(2) 納得感を得る
上記にも関連するのだが、納得感というものがあると
思う。ここまでやったんだから、もうこれ以上はない
だろう、と思えるかどうかだ。そうするために、そう
思えるであろう数を目標に設定するのは意味があると
思う。


(3) 理解が深まる
昨日、Nさんに説明しようとしてうまく説明できなかっ
たのだが、そこまで徹底的に考えぬくことで理解が深
まる効用がある。アイデアを出そうとするならば、や
っぱりその課題を知らないといけないし、考えないと
いけない。そこまでやって理解が深まり、次の段階へ
思考が深まるのだと思う。


こんなところだろうかしら。


そういう意味で考えると、アイデアを広げるためのツ
ールとしてのアイデア発想法みたいな本はあるが、こ
ういう思考の深まりを個人的な経験ではなくて説明し
た本っていうのはちょっとないような気がする。そう
いう意味でも経験しなきゃわからないことなのかもし
れない。


一つ参考になったのは、Nさんの演繹的か帰納的か、と
いう考え方だ。Nさんは演繹的な考えをするから、アイ
デアを広げるよりもできるだけ最短でその答えに辿り
つくためのアクションをとりたがるというのだ。それ
はそれで重要だと思う。


でも、たぶん僕の場合はNさんに言わせれば帰納的なん
だと思う。どっちがいい悪いではないのだ。


ただ、表層的にアイデアを広げたやり方が有効な場合
とそうでない場合というのがある。ブレストが意味あ
る場合もあれば、まったくの時間の無駄に終わるとき
もあるのだ。その使い分けがどうしたらできるのだろ
うか。これは考えないといけない。一方で、一つのや
り方を極めるのがまずは先のような気もする。