アイデアを出すために

とある技術のアイデア出しのブレストを行った。ある
程度、いろいろ出てきたが、とりあえず、整理しよう
ということになった。


でも、僕としてはまだアイデアの数が足らないと思っ
たが、Nさんとはこれ以上数を出しても仕方ないとい
うことだった。


ディスカッションをして自分の考えに気付いたのだが
、単純にアイデアを増やしても意味がない、というの
は僕もNさんもアグリーだった。パテントプロジェク
トなんだかで寄せ集めでコミットしていない人を集め
てアイデア出しをしたところで数は出てくるが、ろく
なアイデアは出てこないのは事実である。


そうではなく、思考をもう一歩深めた上でのアイデア
っていうのがもっと必要になってくるんだと思う。ど
ういうことかというと、思いつきとか、ちょっとweb
で調べれば済むようなものではなく、考えないと出て
こないアイデアみたいな感じかな。それっていうのは
やっぱり知っているor知らないではなく、考えるor考
えないの差で出てくるものでなければならない。それ
にレベルがあると思うのだ。


最初の段階っていうのは、思いつきレベルのブレスト
になると思う。それらのアイデアに乗っかったり、い
ろいろとディスカッションをすると新たな視点が生ま
れたり、ナレッジが蓄積されたりしてくる。そうなる
とちょっと考えないと出てこないようなアイデアが出
てくるようになる。それらをもって、モデルを作って
いく。そうするとこれまでに出たアイデアが整理され
、それぞれが何なのかっていう理解が深まってくるの
だ。


このアイデア出し、モデル作り、というのを繰り返し
行うことで、思考がどんどん深まり、だんだんと考え
ないと出てこないようなアイデアに結びついていくの
だと思う。


「アイデア出し」も「モデル作り」もどっちもきつい
作業になると思う。でも、これを中途半端にしてしま
うと思考が深まっていかない。これを徹底的にやるこ
とで思考の深まりが生まれるのだと思う。