有言実効のメンバー選出
リーグ戦の3戦目だ。過去の2試合はいずれも0-1で落
とし、当初の目標は初めからつまづく形となった。今
日の相手は格下と思われる相手ではあったが、それで
も負ければ単独最下位が決まる一戦だった。
試合前のメンバー発表で、Mさんがスタメンからも外れ
、交替メンバーからも外れた。実力的に考えればあり
えないことだったが、これまでの2試合の出来と練習
にほとんど出れていないコンディションを考えれば、
確かに戦力として疑問符がつくところではあったが、
ただ交替メンバーからも外れるとは思わなかった。
でも、やっぱりこういう意思決定が信頼を勝ち取って
いくんだと思う。Kさんは常々、「コンディションの良
い人間を試合に使う、コンディションが悪い人間は、
実力があっても試合には使わない」と言っていた。た
しかに実力の劣るメンバーのモチベーションを維持す
る上では当たり前のことではあるが、でも、現実的に
はなかなかそう理想通りにはいかない。どうしても、
実力のあるメンバーを出したくなるのが、スタッフの
心理というものだ。
そういう意味でそうした誘惑に負けず、信念を貫いた
という意味で僕は非常によい意思決定をしたと思った
。
もう1つは、Yが後半から交替で試合に出たことがよか
った。これはKさんの判断ではなく、Eさんの采配だっ
たが結果的によかった。もちろん、Y自体のモチベーシ
ョンアップにもつながるが、周りへの影響も大きい。
例えば他の実力が劣るメンバーにとっても、「Yが試合
に出られるなら、自分にもチャンスがあるかもしれな
い」と思わせることができる。別にEさんはそんなとこ
ろまで意図はしていないと思うが、結果的には、チーム
の一体感を高めることができたのではないかと思う。
そして、結果もついてきたのが何よりだ。課題は多い
が公式戦で6-0という結果を出せたことは自信につなげ
てよいと思う。