Gさんと飲み

帰り際いっしょになったので久しぶりにGさんとゴハン
を食べてきた。


結婚して、家を買って以降、Gさんは牙が抜かれたかの
ように言動に鋭さがなくなってしまった。もったいな
い。それと、さすがに今の現状に不満を言えない、と
いうのもわからなくはない。前の上司のYさんのときは
それこそ批判し放題だった。方向性も何もあったもの
ではなかったので、その不満もよく理解できた。それ
から上司がSさんに変わり見違えるようにGさんが変わ
った。Sさんの歯切れのよい言動にGさんが魅かれ、馬
車馬のように働くようになったのは目に見えて明らか
であった。それから早3年が経過した。。。


Sさん自身も苦境に立たされ、なかなか先が見えない
状態になっている。これはGさんも十分理解している
ところだろう。でも、それをやっぱりGさんは口には
出せない。口に出してしまったらやっぱり他責の人に
なってしまう、というのが自分で肌で感じてわかるの
だろう。うまくいかなくても1度目は上司のせいだと
いえる。でも、さすがに2度目はない。


それとSさん自身のことはGさんはとても好きだ。S
さんという人に対しては尊敬の念を抱いている。だか
らこそ逆に疑問点があってもそれを表に出せない、と
いうところもある。それはそれで問題だ。


でも、僕が感じるにはそもそも上司うんぬんの問題で
はない。そもそもコンセプトの問題なのだ。誰がやっ
てもたぶんうまくいかないと思う。もちろん、そのコ
ンセプトにコミットせざるをえない、上司のせいとい
えば上司のせいなのかもしれながいが、それとこれと
は別問題だ。


では、Gさんはどうすればよいのだろうか。やっぱり
結局は自分がコミットメントできる何かを見つける努
力をしていかないいけない。これは時間がかかるし、
必ずしも見つかるとは限らない。でも、それこそ早け
れば早いほうがいい。そうなったときに本当にGさん
が一皮向けるようになると思う。


でも、これは誰にとっても共通したことだと思う