誰のためにやるか

久しぶりに工場に主張に来た。パテントプロジェクト
自体は...という感じだったが、その後、Nさん、Kさん
、Yさん、Tさんと飲みにいってきた。


そのときに、Nさんが「商品Rの開発いっしょにやって
くれないか。」と言ってくれた。まぁ、現実的には難
しいのだが、それでもやりたいと思った。


僕自身、今の商品にしても、「なぜそれをやるのか?
」というところにかなりこだわってしまっている。そ
の観点から言えば、正直、商品Rにしてもあまりうま
くいくとは思えない。そのコンセプト自体に魅力を感
じない。


でも、不思議と「やってみたい」と思ったのだ。それ
っていうのは、何をやるか、っていうよりも、誰とや
るか、もしくは誰のためにやるか、っていうものに近
い感覚だと思う。こうなると不思議と売れる売れない
、ということを超えた考えになる。もちろん、それは
それで重要なのだが、メンバーをひきつけるという意
味ではやっぱりそれ以上の魅力が必要になる。


リーダーとはそういうものなんだと思う。そう思わせ
てしまえば後はメンバーはやってくれるはずだ。逆に
言えば、それがなければどんなに理のかなったテーマ
であっても人はついてこないように思う。Nさんに誘
われたときに自分の感情を分析してみて改めてそう思
っ。


結局これっていうのは信頼関係ではないだろうか。ど
れぐらいお互いを信頼し合い、お互いをリスペクトで
きているか、ということにつきるように思う。どんな
に「お前のためだ」と言ったところで、それが響かな
ければ人は動かないということだろう。


立場で人を動かすのではなく、そうした人間力で人を
動かせるようになれたらいいと思う。まだまだ修行が
必要だ。そういう意味でNさんは偉大だなぁ。