海外進出

新興国に進出する場合に、コスト下げて安ければいいと
いうものではない。受け入れられる価格にするのはもち
ろんだが、結局はお客さんに「いい」と思ってもらえな
ければ売れない。


高いもの持っていって富裕層というのと問題は二つある
コマツがいうように、高機能品の方がむしろ途上国で
は役に立つ場合がある。中国のハイブリッドカーやハイ
ブリッド建機なんかがそうだろう。また、太陽光発電
んかを発電施設がないところにもっていくこともそうだ
。ラダックでは太陽電池風力発電でそういった取り組
みがなされている。一番顕著な例は携帯電話ではないだ
ろうか。途上国では、回線電話が普及する前にケータイ
が普及しているのだ。


でも、うちの考えでいったら、「途上国なんだからまず
は安い回線電話から進出だ」となるように思う。


結局、それって知らないからそういう発想にしかならな
いのだと思う。その国の現状を知り、何が問題かを探れ
ば、新興国=ボリュームゾーンという人括りにはならな
いはずだ。それぞれの国で需要は変わるはず。


自動車の例をとってもブラジルではバイオエタノール
が主流だが、中国、ロシア、インドではそうではない
。そうなるとブラジル固有のニーズっていうのが別に
生まれてくるはずだ。


それこそが、S・お客様主義じゃないのだろうか。