市場の大きさと利益率

ビジネスのドメインを市場の大きさと利益率(お客さ
んの相手)によって分けてみる。


(1) 市場小 x コンシューマ
(2) 市場大 x コンシューマ
(3) 市場大 x 専門家
(4) 市場小 x 専門家


(1)は中小企業の世界だろう。販路はテレビ通販とかそ
ういうおのになる。(2)なんていうのは、いわゆる電機
メーカーの分野だ。規模の経済で勝負する、レッドオ
ーシャンの世界といえる。(3)は専門分野である程度
メジャーにやっている企業だろう。(2)によるは、競争
はゆるやかといえる。そして、(4)だが、ここは1点も
のの超高利益率商品を作っているといえる。ただし、
これが成り立つのは高い技術力がある、という強みと
それと、必要不可欠というニーズが成り立っているこ
とによる。


さて、これら全ての分野を全部やっている会社ってい
うのはあるだろうか。3Mなんかはもしかしたら、そ
うなのかもしれないが、でも、それが成り立つのは、
核たる技術があるからだろう。


では、一般的にはどうか、やっぱりそれぞれプレーヤ
ーとしての立ち位置がある。そこにおいていかに、成
長できるか、というのが重要となる。


でも、現実問題として、(2)で行き詰ったとしたらその
先をどうしていくべきだろうか。(3)へのシフトという
のが現実的のような気がする。にも関わらず、(1)のよ
うなものもあれば、(4)のようなものもある、という状
態になっている。


ちょっと話は変わるが、3Mなんていうのは、いまだ
ポストイットを作り続けている。これなんかはもは
コモディティ化されて利益なんか出ないように思え
るのだが、おそらくここには低コストで作れる生産能
力というものがあるのではないだろうか。