アイデア→ビジネス

イデアをどうやってビジネスにつなげていくか。


(1) アイデアを出す
まずアイデアを出さないことには始まらない。ブレス
トでアイデアを出していくわけだが、やみくもに、「
こんなのあったらいいなぁ」でアイデアを出したとこ
ろで、ろくなアイデア出てこないだろう。携帯電話を
作る会社が、「新しいケータイを考えましょう」と言
ったところで何も出てこない。
では、何が必要か。適切なスコープと適切な質問を用
意する必要がある。それらがあって初めて、切り口の
異なる視点、というものが見えてくるのだ。


(2) アイデアの判断
さて、では出てきたアイデアに対してどういう優先順
位をつけるかだ。市場、自社の強み、やりたいか、そ
の3つで判断してもよいのだが、今回の場合、市場と
自社の強み、というのは極めて見えにくいので、人に
よってその解釈がばらばらになってしまう。では、何
を判断の基準として持つかだ。
そこでもってくるのが、新しい、実現可能性、賛否両
論を巻き起こす。この3つである。新しさについては
たぶんどれも満たすと思う。この実現可能性を問わな
いとただの夢物語にしかならない。それと賛否両論だ
。この論争を巻き起こせたらそのアイデアは強力だと
いえるはずだ。ただし、誰に聞いても、うーん、とい
うのであればその程度、ということだ。


(3) アイデアの実現
では、そこで上がった候補のアイデアをどう実現して
いくかだ。ここで考えるのが、技術の不確実性と受容
の不確実性だ。そのアイデアの壁が技術の不確実性で
あるのならば、それは技術のロードマップに載せて推
進していけばいい。一方で受容の不確実性が壁である
ならばそれはプロトタイプを作ってみてそれを確認す
ればいいのだ。その確認の場が社内の展覧会となる。