ユビキタスとは...

会社に行こうとは思っていたのだが、昨日の2次会で
かなり体力を消耗してしまったので、会社に行くこと
は断念。すると、NさんからMTGをしたい、という要請
が入った。


まぁ、何にせよ、自分の能力を認めてもらって、それ
で力になってもらいたい、と言ってもらえる、という
のはとても幸せなことだと思う。感謝、感謝。


夜、近くのスタバに言ったのだが、飲み屋でグチを言
うのではなく、社外でこうして建設的にミーティング
ができたのはとても楽しかった。余計な話もたくさん
してしまったため、本題の時間が短くなってしまった
のがちょっと残念だったが。


でも、こうやってディスカッションするなかで新しい
イデアが生まれたのはやっぱり価値があったといっ
ていい。まぁ、それ自体もone of themなのだが、そ
れでも、こうやって刺激しあってアイデアが生まれる
、というこういう感覚がもっとみんなに広がったら、
いいのになぁ、と思った。


さて、それにしても、プロジェクトのもう一つの話を
聞いて驚きだった。そもそもN○プロジェクトでプロジ
ェクトが始まったはずなのに、N○が全然関係なくなっ
ているのだ。それでいいの?と聞くと、その分野はそ
れでいい、ということだった。だったらじゃーこれは
何なの?ということになる。ただのあったらいいな、
の夢物語を書いているだけじゃないのか。とてもじゃ
ないがFさんがこんなことを意図しているとは思えない



Nさんとはもうちょっと違う切り口で話したのだが、僕
なりにユビキタスということについて考えてみた。会
社ではそういう言い方はしてないが。


一つの根本となる部分はSencing and Controlだろう。
まぁ、ユビキタス社会というと近未来の社会みたいな
絵をよく見せられるが、じゃー既に存在しているユビ
キタスとはなんぞや、ということだ。


Sencing and Controlという観点から言えば、それは、
便座を離れると自動でトイレが流れるのがそれだろう
。それと自動ドアもそうだといえる。


つまりは、人間のある行動をセンシングしたときに、
その次にするであろう行動を自動的にコントロール
てあげるのだ。


これって、つまり未来の予測ということになるのだと
思う。「便座を立つ」とその次にする行動は「トイレ
を流す」と予測できるから、その予測に基づいて、自
動でトイレを流してくれるのだ。自動ドアにしても、
ドアの前に人が来たら、次はその扉の中に入る(or 外
に出る)と予測できるから、ドアがあくのだ。


言ってみれば、これらは極めて近い未来の予測だ。そ
れこそ、数秒後の世界の予測であり、かつその次の行
動がほぼ確実に読める。


ユビキタス社会が成り立っていく、というのはこれの
時間軸がもっと長くなっていくことと、未来の不確実
性を減らしていくことに他ならないのではないだろう
か。


例えば、それがアプリとしていいか悪いかは別として
、「天気予報が雨だったときに玄関にいくと傘が用意
されている」というような感じだろうか。これなんか
は天気予報からその人が傘をとるまでに多少タイムラ
グが出てくるので、時間軸がちょっと長くなった例だ
といえる。


でも、問題がある。時間軸が長くなればなるほど、未
来は不確実になってくる。そうなると、それが便利さ
ではなく、余計なお世話になってくる可能性が高まる
、ということなのだ。


そういう視点で人間の行動をみていったらどうなるだ
ろうか。次の行動が予想しやすい人間の行動、時間軸
の長さ、そういう視点で見ていくと、何をアプリにし
ていけばいいか、というのが見えてくるのではないだ
ろうか。


家に帰る前に、お風呂が沸いているとか、エアコンが
ついている、なんていうのはそういうことだな。