グローバライズ

Tさんのブログに面白いことが書いてあった。


――――――――――――――――――――――――
海外展開の要諦、第一歩は「そこにすむ」だと思う。
ソニーと松下のグローバライズ差は、幸之助氏が出張
し盛田氏が住んだ差ではないかと。グローバライズの
教科書は盛田氏の書いたメイド・イン・ジャパンかな

――――――――――――――――――――――――


そこに住まなきゃ分かりえないことがある、というの
はとてもよく理解できるが、それをソニーと松下の違
いに結びつけた見解が面白い。やはり、それだけ創業
者の企業のDNAに及ぼす影響は大きいということだろ
う。


そこに住み、同じ言葉を話し、同じコミュニティに属
し、同じ行動をとってみる。それによって初めて、何
が求められるのか、というのが理解できるはずだ。で
も、それっていうのは根本は顧客を理解しようとする
本当の意味での顧客主義があるかどうかだけの問題の
ような気がする。


日本で作ったものを、海外の富裕層向けと称して高コ
スト体質のまま海外へ打って出るのは、企業の論理に
他ならないと僕は思っている。


また、一方で、前に日経新聞に載っていたのだが、グ
ローバライズの要諦は「現地化」と「共通化」のバラ
ンスにあるという。どこまでを現地化し、どこまでを
日本と共通化するのか、ということだ。現地化する部
分っていうのは、マーケや組織なども含めて手日本と
異なる部分だし、共通化する部分っていうのは自分た
ちの強みに他ならないと思う。そう捉えれば、自分た
ちの強みが何なのか、というのをまずは徹底的に知り
、そしてそれが通用する部分、通用しない部分という
のを見極めなければいけない。と思うわけだ。


「メイド・イン・ジャパン」はもう1回読み直そう