グローバルな指標

「グローバル、グローバル」と叫んでみたところで、
具体的な戦略がなければグローバルに変わることなど
ない。


ましてや社内の事業部同士でどんぐりの背比べをした
ところで何の意味もない。また、それらをひっくるめ
て平均して会社のグローバル販売比率を出したところ
でどんだけ意味があるのだろうか。


そもそも立地が違う(まったく異なる事業)であるなら
ば、その立地にあった見方をしないといけない。


バイスの事業部とアセンブリの事業部と比較したと
きにグローバルの販売比率がデバイスのほうが高いか
ら、デバイスの事業部はグローバル化が進んでいる、
などという判断をすべきではない。


そもそもそれぞれコンペティターが違う。コンペティ
ターと比べてどうなのかをみないといけない。デバイ
ス事業の海外販売比率がコンペティターに比べて圧倒
的に劣っているというのであれば、どれだけ社内の他
の事業部に対して高くても意味がない。この場合、グ
ローバル度(!?)は低い、と判断しないといけない



一方で、アセンブリ事業部も他社と比べてどうなのか
、ということを考えないといけない。例えその比率が
低かったとしても、事業特性上、他社に対して上回っ
ているならば、それはそれでその努力を認めてもよい
はずだ。