MBA留学の課題レポート

社内MBA留学の課題レポートを土日で作成して、Nさん
に見てもらった。海外戦略をどうしていくか、自分の
キャリアをどうしたいか、という2つのテーマでそれ
ぞれA4用紙1枚ずつでまとめるというものだ。自分の中
ではかなり考えぬいて、自分の思いを書けたと思って
いたが、Nさんに指摘されてまだまだだということがよ
くわかった。


「自分の思い」というのは言い変えれば、主観的であ
ることに他ならない。どっぷりと主観的になって作っ
たものを客観的にみるというのはやっぱり難しい作業
だ。自分の中で思いを出し切ったと自己満足しても、
結局、読む相手がどう思うかが問題なのだ。その視点
にならない限りはうまくいくものもうまくいかない。


結局、僕のレポートから読み取れるのは、「MBAを否定
するために僕はMBAに行くんだ!」というものだった。
さらにそういう人間を高い費用を会社で負担して留学
させるか、といえばやっぱりNOとなると思う。まさに
Nさんの指摘はその通りだと思った。


ただ、僕自身本当にMBA留学したいか、と聞かれれば答
えはYESとはならない。おそらく、MBA留学するといっ
たら、TさんやHさんは、「キミもつまらない人間にな
ったねぇ」と間違いなくいうだろう。これはすごく想
像ができる。さらに、僕自身、ヘンリー・ミンツバー
グ氏の「MBAが会社を滅ぼす」にとても共感している。
そういうこともあり、MBAが正解、というような姿勢に
はなれないのだ。でも、一方で、そういう思考で行く
のならばなんらかしらの意味があるのではないかと思
っている。むしろ、そういう疑問を持つ視点で眺める
ことでもっと違うものが見えてくるのではないか、と
いうことだ。さらに行くとしたらやっぱり若いうちに
しかいけないと思う。若いうちに行けるならば若いう
ちに行くべきだ、という思いがある。


まぁ、結局のところまだまだ迷いがある、ということ
なんだろう。締め切りは明後日だがもう少し考えたい
と思う。