部署の宴会

昨日は事務所のフロアの忘年会だった。SさんとGさん
の結婚式のビデオも喜ばれたし、Iさんのイベントも喜
んでもらえたのでよかった。


うちのフロアは一応研究所という括りの中ではあるが
全然違うことをやっているグループと同じフロアだ。
別にそれはそれでいろいろな話を聞けていい面もある
のだが、やっぱりこういうところもどうにかしたいと
ころである。


みんな、まぁ仲良くはやってはいるが、結局、仕事上
はまったく関係していないから、飲み会でいっしょに
なってもせいぜい世間話や阪神の話が話題だ。それで
もやっぱり普段から席を並べていることもあり、それ
だけでお互い親近感はわいてくるのだ。でも、それを
全然活かせていない。


「机なんか別にどこにあっても仕事はできる」という
意見はあるかと思うが、それでも、フロア(オフィス
スペース)というのは日常の最も小さなコミュニケーシ
ョン単位といえる。それなのにそれを仕事に活かせて
いないのだ。やっぱりどうせだったら、そうした無意
識的にコミュニケーションが生まれるその場を仕事に
活かせるように再構築したほうがいいと思う。


『「日本の経営」を創る』の中で、部署を事業単位(
創って、作って、売る)にしてしまうと、機能別のつな
がりがなくなってしまう、という懸念があった。それ
の一つの解としてオフィスフロアが出ていたのだ。要
は仕事上のつながりは、「創って、作って、売る」の
単位を基本とするのだが、オフィススペースを機能別
にすることで、横軸のコミュニケーションが自然発生
し、かつ情報が伝わるように工夫するというのだ。


オフィス設計一つとっても、経営につながるのだ。た
かがオフィス、されどオフィスではないか?決して、
それが何か成果を生むかどうかはわからない。でも、
そういう思想が細かいところにも必要なはずだ。