海外研修の目的

さて、2週間海外研修でドイツとリーズに行ってくるわ
けだが、その目的を整理しておこう。


縦軸:オブジェクト(技術、仕組み)
横軸:スコープ(会社、産業)


(1) 会社 x 技術
これは新ネタ探し。


(2) 会社 x 仕組み
大企業の役割。メドトロニックみたいなやり方が主流
なのかしら。


(3) 産業 x トレンド
このあたりは会社の枠を超えて、僕個人として興味の
あるところだ。そもそもマーケット自体の仕組みがど
うなっているか、またマクロなトレンドの方向性がど
ちらを向いているのか、そういうのを肌で感じ取りた
いと思っている。


(4) 産業 x 仕組み
米国ではやっぱりベンチャーによって産業の新陳代謝
が行われる。それを可能にしているのが、ベンチャー
への資金提供があることだ。お金がそういうところで
周るようになっているから、次から次へと産業が生ま
れるようになっている。医療デバイスにしても同じだ
ろう。金融危機によってこのあたりもまわらなくなる
のか、そうしたところも興味があるが。
まぁ、今回の訪問先はイギリスなので、そういうとこ
ろが米国と同じなのかどうかというところをみてみた
いと思っている。日本の場合はやっぱりベンチャー
成というよりは大企業モデルがまだまだ主流だ。


また、TLOというところには興味がある。この研修まで
にTLOに関する本を数冊読んだのだが、わかったことは
TLOでプロフィットを出し続けることはものすごく困難
だということだ。実際にはTLOで独立採算でやれている
ところはスタンフォード大とMITぐらいと書かれてあっ
た。東大のインキュベーションセンターの山本貴史氏
はそのスタンフォードの人をモデルにしている。


今回訪問するTLOが独立採算でやっていると聞いたので
そこはものすごく興味があるところだ。その点は明ら
かにしたいと思う。


まぁ、この辺の話は会社にはあまり関係ないが、僕の
個人的な興味だ。