ノート

だいたい週末に時間があるときはカフェで本を読んで
いるのだが、そのときが一番頭が働く。会社にいても
ろくなアイデアは出てこないのだが、カフェにいると
にかくアイデアがでてくる。そのときっていうのは、
手元にはノートと本しかない。カフェという環境もそ
うなのだが、このPCがない状態、というのがけっこう
意味があるような気がする。


だいたい会社にいるとほとんどの人がPCの前に座って
いる。まぁ、PCがあればだいたい何でもできるのだが
、でもその何かっていうのは、作業をするか、情報を
得ているかのどちらかしかないような気がする。PCと
は作業ツールであり、情報取得ツールであり、ツール
でしかないのだ。それと、「考える」というのは別物
のような気がする。たしかに資料を作りながらいろい
ろと考えたりはするが、本質的に重要なのはこの考え
る、という点だろう。だから、遅くまで残業してPCの
前に座っている人がいたとしたらそれは考えていない
、ということを意味しているのかもしれない。それと
僕自身がそうなのかもしれないが、本気で考えようと
思ったらやっぱりPCがない環境の方が僕にとってはい
い。返って、ノートに手書きで書いているほうがよっ
ぽど脳が刺激される。かつて、ジャック・ウェルチ
No1No2戦略(!?)を考えたとき、そのアイデアをカフェ
の紙ナプキンの上に書いたというが、まさにそういう
ことだろうと思う。(その頃はそれほどPCが仕事のツ
ールでなかったともいえるが。)


一方で技術者だ。技術者はやっぱり手を動かしてなん
ぼだろう。どんなにPCで見積もり依頼をしたり、メー
ルで指示を出したりしても手を動かさない限り技術を
わかるようにはならないはずだ。


「どんだけ考えたか」、「どんだけ手を動かしたか」
、営業だったら「どんだけ足を動かしたか」、結局こ
ういうことをしない限り成長はしないんだと思う。