時間シェアと財布シェア

基本的に製品シェアというと、その業界の中での台数
シェアと金額シェアが出てくる。でも、本質的に考え
なければならないのは、時間シェアと財布シェアだろ
う。


時間シェアとは何か。人間誰でも24時間という時間資
源は限られている。そのうち自社製品やサービスを使
ってもらえる時間がどれだけかということだ。サービ
スとは少し異なるが、テレビなんていうのは、インタ
ーネットの普及により明らかに時間シェアは減ってき
ているはずだ。
これを別の例で考えれば、仕事帰りのサラリーマンの
時間でいえば、居酒屋であったり、本屋の立ち読みで
あったり、家でのくつろぎ時間であったり、通勤時間
であったり、スポーツジムであったりするわけだ。そ
の中でどれだけ時間を使ってもらえるかがキーになる



次に財布シェアだ。これは一時期、とある製品が売れ
ないのは、それを買うんだったら、同じぐらいの金
額の○○を買う、みたいな心理で売上げが落ちている
、なんていうのを営業がいっていた。まぁ、これ自体
はホントかぁ..という感じなのだが。いずれにしても
「用事」に対する代替品とは違うものが競合となる、
ということだ。例えば、海外旅行に行く替わりに高額
家電を買ったり、とかそういうことになる。


ビジネスを始める上でやはりこれらも抑えておくべき
だろう。市場シェア(製品シェア)、時間シェア、財布
シェア。