変われるか

昨日の続きのようなエントリーだが。では、企業もし
くは事業体が変わろうとしたときに変われるか、とい
う問題だ。そもそもやりたくてもできない、というと
ころではないだろうか。要は提供価値を変えるとなる
と新たなチャネルが必要になったり、既存のチャネル
を切ったりする必要が出てくる。そういうしがらみに
捉われている限りはそれはできない。また、業態を変
えるとなると今度は自分たちが今までまったくやった
こともないことをやらなければいけないし、今まで培
った強みが通用しなくなってくるのだ。そのジレンマ
を乗越えてそれができるか、というところになってく
る。


簡単に言えば、変わるよりも新しく何かを始めるほう
が簡単だといえる。変わるためには今までに培ったも
のを捨てなければいけない。そもそもそれすらできな
いのに変わることなんかできないはずだ。


だから、新しい市場に新しい企業が出てくるというの
は必然的なのかもしれない。つまり、その担い手はベ
ンチャーということになる。


では、大企業はどうしていけばよいのだろうか。その
1つの手段はベンチャーのexit先として成り立たせる、
というところだろう。もはや自分たちで全てをまかな
うというのではなく、新しいコンセプトを持ち、それ
を具現化したベンチャーに投資し、要は自分たちがで
きないけれど、自分たちの事業ドメインに入ってる部
分を担当してもらう、というのが必要だろう。


もう1つがコアコンピタンスを磨くということだ。事
ドメインはそのままでそこで徹底的に戦うというこ
とだ。そのためには、そこで差別化できる競争優位性
を持たせるためにコアコンピタンスを磨くということ
が必要になるのだと思う。


うーん、全然まとまってない...。