LUNARR

僕自身、LUNARRのサービスは利用したことはないが、
そのコンセプトは理解しているつもりだ。複数人の知
のコラボレーション促すためのツールとしてメールと
ドキュメントのフリップフロップを用いている。


ただ、僕自身思うのは、複数人のコラボレーション以
前に個人の知をコラボレーションするようなツールで
あって欲しいと思う。


誰かの本に書いてあったが、その人は自分の情報は、
メーラーとwebのお気に入りでしか管理していない、
と書いていたが、僕自身もそれにかなり近い。ToDoリ
ストは受信箱のメールがそれを表していたりする。
何かメモのしたかったらメールで書いてそれを送るの
でメール自体がデータベースのような役割を果たして
いる。また、家で会社の資料を使いたかったら、会社
から家のメールに資料を送り、家でそれを開く、とい
うようなことをやっている。USBに入れて持ち帰りま
しょう、っていうこと自体が面倒だ。だから、パワー
ポイントやエクセルのようなソフトを使う以外は、ほ
とんどの作業をメーラーで行っている。


でも、所詮はメーラーなのでやっぱり不便な点も多い
。まぁ、そもそもメーラーとして作られているわけで
あって必ずしも知的生産ツールとしては作られていな
いから仕方ないのではあるが。不便な点としては、次
のようものがある。


・メール自体はフォルダで管理しているのだが、結局
それはその分類しかできない、ということだ。要は
メールがAAAさんからであり、内容がHプロジェクト
だった場合にそれはどっちかにきちんと決めないと
いけないのだ。要はタグ付けが一つしかできない。
これなんかキーワードを最初に設定しておき、それ
にしたがってメールに複数のタグをつけておけばよ
いのではないだろうか。
・テキスト入力しかできない。この制約があるから、
表現がシンプルになるのだが、ダイヤグラムでの表
現ができるとなおよい。


こう考えると、LUNARRはこの問題の解決になっている
ような気もする。実際に使ってはいないので、なんと
もいえないところはあるが。ただ僕の使い方との違い
は僕はメール自体をドキュメントとして扱っているが
LUNARRの場合はメールとドキュメントを分けていると
いうところだろう。実際は表裏一体なのだが、そこに
ハードルがあるように思う。


まずはやはり、それ自体が情報管理ツールとして使い
心地がいいというのが先にくるべきだと思う。その結
果としてそれを複数の人で使うと、こんないいことが
あるよ、というふうになっていうんじゃないだろうか