MBA帰り

1年間MBA留学に行っていて9月に帰ってきたKさんが部
署に顔を出しにきてくれた。


うーん、なんていうのかそんなに話したわけではない
けど、Kさん自身はあまり変わっていなかったように
思う。なんかどちらかというと、MBAかぶれになって
しまったのではないかというふうに感じた。たいした
話ではないが社内の問題について話をしたけど、やは
り短絡的に答えに結びつけているような傾向だった。
もちろん、自分も人のことをとてもじゃないが言えな
いのだが。それとやはりせっかく得た知識を使いたが
っているのは伝わってきた。それはいいことだとは思
うけど。


まぁ、いずれにしてもせっかくだし今度いっしょにゴ
ハンでも行ってもっと話をきいてみたいと思う。


さて、ペーペーの分際で、まぁ、ペーペーだからこそ
「あの事業部長はダメだ」とか言えるのだが、やはり
「じゃーお前やってみろ」と言われてもできないのだ
から、そうそう批判すべきではない。


Nさんも同じ意見なのだが、カルチャーを変えないと
結局何も変わらない、と思っている。でも、やっぱり
それだけではダメだ。その事業をやれ、と言われたと
きにその事業のどこに問題があり、どういう打ち手を
とればいいのか、っていうのがフレームワークである
程度出てこないようであればとてもじゃないが事業家
とはいえない。たぶん、MBAで学んだにしろ、自分で
事業を起こしたにしろ、事業感覚がある人っていうの
はやはりそういうのがすぐに見えてくるっていうとこ
ろにあるんだと思う。そういう意味ではやはり短期的
視野(事業再建)と長期的視野(カルチャーの変革)は、
両輪でなければダメだと思う。だから、Kさんのスキル
っていうのはきっとそういうところで生かされてくる
だろうし、僕自身もやはりスキルは身につけなければ
ただの外野のペーペーで終わってしまうと思う。




話はちょっと変わってNさんがくれた言葉。
「逆境を笑い飛ばせるようになれ」
「その人の立場にたってみたら自分もたいして変わら
ないことがわかる。そうなると悪意が消えていく。よ
うはその「人」の問題ではにというのがわかってくる
のだ。」