オーシャンツアー

さて、グアム旅行の最終日はオーシャンツアーが主催
するカヤックツアーに参加した。安部さんとフランシ
スさんとの2人で行っているツアーだ。大手のツアー
とは異なり、アットホームでかついい加減さが素晴ら
しかった。


ツアーの内容はカヤックにのってビーチから少し離れ
たところにあるアエナ島という無人島に行き、そこで
シュノーケリングを楽しむ、というものだ。


さて、車を降りて準備をすると、濡れて困るものは持
っていくな、という指令。一応、島の上陸した後に写
真を取ろうと考えていたので、なんとか防水パックに
入れてもらってデジカメは持っていくことができた。


カヤック自体の操作はとても簡単だった。疲れるのは
疲れるが思ったよりもスピードは出た。そして、島へ
行く途中の浅瀬でボートをとめてシュノーケリング
イム。雨が降っていたせいもあり過去一番というぐら
い透明度は悪かったということだったが、それでもク
マノミや生きた珊瑚もたくさん見ることができた。


さて、いよいよ島に上陸だ。でも見てみるとどうみて
も砂浜なんかはない。ゴツゴツとした岩壁が見えるだ
けだ。「いったいどこに上陸するのだろう...」と思
っていたら、なんてことはない、そのまま岩壁のとこ
ろにできた小さな洞窟(穴!?)のようなところに上陸し
た。さて、これからどうやって島の上に登るのかと思
っていたのだが、上陸というのはこれを上陸というの
であって島の上にいくことではなかった。というわけ
なので、この岩壁のところで、波しぶきがくる中、お
やつ(サンドイッチとオレンジとパパイヤの漬物)を
食べた。防水以外のデジカメが必要でない理由がよく
わかった...。砂浜が広がるビーチのところでバーベ
キューでもすると思っていたからそのギャップには驚
いた。まぁ、そんなんでも泳いだあとのおやつはおい
しかったけど。


その後は、その岩壁の周りでまたシュノーケリング
そして波も高くなってきたので、カヤックで再び本島
にもどることに。


もどったら、「シャワーがあるから」ということだっ
たが、シャワーというよりは公園の水道にホースがつ
いただけのものだった。まぁ、それでも体は十分に洗
えたが。そして、大阪屋のおにぎりとコーラのランチ
を食べてツアーは終了。


あまりよくは書いてないように見えるが、満足度はと
っても高い。他のどの大手のツアーに参加するよりも
このツアーに参加したほうがよっぽど自然に触れるこ
とができるし、冒険した気分にもなれる。大手のマニ
ュアルみたいなツアーではなく、本当に手作り感あふ
れるおもてなしがすごくよかったと思う。このツアー
に参加してようやく旅にきたぁ、という感じがした。


帰りの車の中では、安部さんの話をいろいろ聞くこと
ができた。グアムに来るまでは、オーストラリアで自
転車1周の旅をしたり、アメリカをバス1周の旅をした
り、アメリカの永住権をとるのに8年近くかかったり、
と盛りだくさんの人生だった。そして今はグアムで冒
険ツアーをやりながら、横井ケーブの復元と新たな日
本兵の生き残りの探索に尽力しているとのこと。いい
意味でバックパッカーの極みともいうような人生だと
いえる。


またグアムに来る機会があれば、ぜひ安部さんにツア
ーをお願いしたいと思う。やっぱり今度は乾季に来る
べきだろうなぁ。


それと、ホテルフィエスタの道路を挟んだ右斜め前に
ある大阪屋(おにぎり屋)に行くといろいろとお勧めの
レストランやツアーを教えてくれるので、グアムに行
ったらぜひ行ってみるといい。