人との出会い

人との出会いはやっぱり人を変えてくれるものだと思
う。もちろん、「会う人皆我が師」という思いでいれ
ば誰と出会ったとしても、それを「いい出会い」にす
ることできるのだ。


自分の場合、やっぱりTさんとHさんに出会ったのは、
とても大きかったと思う。もしお二人に出会っていな
ければ自分はどうなっていただろう。おそらく、もっ
とミーハーなものに惹かれ、それこそなんちゃってビ
ジネスパーソンになっていたのではないだろうか。(
もちろんまだまだビジネスパーソンにはなりきれてい
ない発展途上の人間だけど。)


今のご時世、学歴に意味はない、というのはもはや一
般化してはいるものの、どこの大学に行くか、どこの
組織に入るか、というのは重要な選択だと思う。やっ
ぱり、偏差値が高い大学に行けば面白い人に出会う確
率は高いと思う。その出会いがまた自分を成長させて
くれる。だから、偏差値の高い大学、を目指すことは
間違ってはいない。でも、その大学を出たからといっ
てその人が優秀かどうか、というのは別問題だ。


なんでこんなことを思ったかというと、日経新聞の私
の履歴書で野依良治さんが、高校や大学時代にいろい
ろな先生に出会い、そして化学にのめりこんでいった
というようなことが書いてあったからだ。


やっぱりプロフェッショナルな人たちに触れるともの
すごく感化されると思う。きっかけはそういうことで
いいんだと思う。そういうきっかけが自分を成長させ
る原動力になるのだ。だから、そういう出会い、とい
うものは多いほといいと思う。では、そういう出会い
を増やすためにはどうすればいいか、ということにな
る。上にも書いたが偏差値の高い大学に行く、という
のはその一手段だろう。


もうちょっと整理して、いい出会いをもつためにどん
なことができるだろうか。
・専門家になる(むこうから人がやってくる)
・行動的である(自分から飛び込む)
・背伸びをする(自分より上の人に敢えて挑む)
・異質な世界へ飛び込む
・誠実である(誰か紹介してくれる、次の機会がある)


こういうことの実践が、よい出会いを生むのだと思う
。でも、それよりももっとベーシックな前提は、最初
にも書いたが、「会う人皆我が師」という思いを常に
もつことだ。


人脈といういう言い方は、なんとなく相手を利用しよ
うみたいな印象を持つので、僕自身あまり好きではな
いのだが、でも、人脈っていうは本来こういうことな
んだと思う。僕は人脈とは言わずに友達というほうが
好きだ。