商品の次の展開

某事業部で商品Aの次の展開を考えている。考え方の順
番としては、誰がいくらで買ってくれるか、その人に
どうやってプロモーションをかけるか、になると思う。
(自分の仮説だが)


この商品に関して言えば、自分もそうだったが使って
みなければたぶん価値がわかりにくい商品だと思う。
僕自身も実際に使ってみるまでは、周りの人と同じよ
うに、「どこに価値があるの?」という反応だった。


そういう自己の経験に基づいて考えれば、その価値を
わかってくれる人がいくらで欲しいと言ってくれるか
、これがキーとなってくる。実際にこの商品Aを使っ
て継続使用を希望した人がいくらなら買うと言ってく
れるのか、まずはこれを知ることが先決だと思う。
要はこの人たち(イノベーター!?)に訴えることができ
なければそもそも売れようがないと思う。


次は、使ったことがあるのに価値が伝わらなかった人
たちだ。この人たちがどういう属性なのか、それを知
り、継続使用を希望する人と何が違うのかを知ること
が必要だ。たぶん、これは「モチベーションの違い」
だと思う。ただ、一つ懸念されるのは、商品Aだけが
モチベーションのファクターかどうかというのは見極
める必要がある。僕の場合はこの商品を使い始めた時
期がたまたまよい時期だったということもいえなくも
ない。


さて、それを踏まえて、使ったことのない人たちにど
ういう価値を提供するかだ。ここでセグメンテーショ
ンが必要になると思う。そうはいっても、僕個人とし
ては、事業コンセプトから外れたところに顧客セグメ
ンテーションがあると思っている。それは年齢とか性
別とかではなく上でも触れたモチベーションの部分に
よるものだ。より本質に迫れば迫るほど、表面的手法
では見えなかったセグメンテーションがみえてくると
思うのだ。


ただ、何よりこの商品にとって救いなのは、周りから
はいろいろとしょうもない、みたいなことを言われて
はいるものの、一方で、熱狂的に支持してくれている
お客さん(僕もその1人)がいるということだ。こういう
のをポテンシャルがあるっていうんだろうな。