知らないということを知る

この前読んだビジネスロードテストにも書いてあった
のだが、自分が何を知っていて何を知らないかを明ら
かにすることは大切だ。本の中では、「飲むヨーグル
ト」を例にとって「飲むヨーグルト」を新規事業とし
て手がける際に、それらをまとめていた。知っている
こととしては、「おいしい、手軽に飲める、朝食代わ
りになりそう、etc...」知らないこととしては、「製
造コスト、ターゲットカスタマー、製造方法、etc」
というような感じだ。そうすると、ぼんやりとしてい
たやるべきことというものが見えてくる。


ここでは特に自分が何を知らないかを知ることが大切
なんだと思う。


というわけで、昨日、インターンシップの学生さんと
若手で飲みにいってきた。そこで感じたことは、やは
り、素直に自分が知らないことを認めることができる
かどうかが大切なのでは、ということだった。


1人の学生にどうしてウチの会社にきたのかを聞いた
ら、「内容が研究テーマに近かったから」という回答
がかえってきた。「それならライバル他社でもよかっ
たのでは?」と聞くと「ライバル他社は募集をしてい
なかった。」という。「では、他社も全く同じ内容で
募集していて、まったく同じときに合格の連絡がきた
らどうする?」ときいてみると、「そういう状況では
ないのでわかりません。そうなったら考えます。」と
いう回答だった。


結局これって、自分は考えていないってことなんだと
思うけど、それを認められません、っていっているよ
うなものだった。
もし、ここで素直に、自分は今まで考えていなかった
なぁ、と思えたら、その場で考えて答えることもでき
ただろうし、もしくは、僕たちに聞くことだってでき
たと思う。「○○社と御社だったらどっちがいいです
か?」ぐらいのことは。素直になるってこういうこと
なんだと思うがいかがだろうか。さらにいうと、こう
いうことってやっぱり気付かないままでいたらずっと
気付かないままなんだと思う。


僕自身も全然素直になれないし、上手に質問なんかで
きない。でもやっぱり頑張って意識しないと、結局、
何も変わらないままになってしまう。