創造性

ツインリンクもてぎに花火を見に行ってきた。花火自
体はありえないぐらいの雷によって延期となり見れな
かったのだが、ホンダミュージアムには行くことがで
きた。


ホンダの歴代の車やバイクが展示してある。正直、そ
こまで自分は車に興味がないので、それ自体に感動を
することはなかったが、ところどころに掲示されてい
本田宗一郎氏の言葉が印象に残った。特に印象に残
ったのが以下の言葉だ。


「アイデアを考えることは面白い、そしてそれを実現
することはもっと面白い、なんでみんなこんな面白い
ことをやらないんだよ」


ちょっと前に読んだ、南極越冬隊隊長の西堀栄三郎氏
の本にも通ずる考え方だ。人間の仕事に必要な3つの
要素として氏は、創造性(考える喜び)、活動性(額に
汗して働く喜び)、社会船(人に喜ばれる喜び)、をあ
げている。


本田宗一郎氏のメッセージはまさにその人間の創造性
という根本的欲求をそのまま表しているのだと思う。


創造性が発揮できる仕事、創造性が発揮できる場所、
仕事にはそういうものが求められている。よく会社で
は「もっと創造性をもって働こう」なんて言葉が聞こ
える。でも、とても空疎に聞こえるのが現実だ。
周りの人に「創造性をもって仕事をしていますか?」
と聞いたときにどれだけの人が自信をもってそうだと
答えられるだろうか。


残念ながら自分自身、とても創造性を発揮していると
いえない。やっぱりこの状態はよくないことだ。創造
性が発揮できないとその欲求不満はどこにいくかとい
うと娯楽であったりレジャーとなる。でも、そういう
持っていきかたはもったいない。


やっぱり仕事を通じて創造性が発揮されるべきだ。で
もこれっていうのは、そういう仕事の仕方をしてきた
人にしか伝えることができないものではないだろうか