海外研修

大学のプログラムで昨年海外研修に参加した
人たちがプレゼンをしてくれた。


1ヶ月間の研修は行ってみたいとは思うが、
行き先も決まらず、目的もわからず、いつ行
くかも不明、という状態では正直、判断のし
ようがなかったのが実情だ。
僕自身が一番懸念していたのは、まったく畑
違いの分野の研究機関を回って説明を聞いた
としても「ふーん」で終わってしまい、質問
すらできないのではないだろうか、というも
のだった。またそういう内容が続くのであれ
ば、さすがに1ヶ月という期間は長すぎると
感じていた。


でも、プレゼンを聞いてみると、そういうも
のでもない、というのがよくわかった。昨年
アメリカのピッツバーグとサンディエゴを
訪問したようだが、たんに技術的な説明を聞
くだけではなかったというのがよくわかった
。もちろん、昨年も出発の1週間前までプロ
グラムが何も決まっていないような状態で、
目的も何もよくわからないままアメリカに1ヶ
月行ったわけだが、それでも絶対に行った方
がいいと思った。


話を聞いて何がよかったか、というのはやっ
ぱりデバイス分野ベンチャーの起業家に話を
聞く機会があるということだ。それも、技術
の話に特化することなく、資金調達から長期
戦略、マーケティング、EXITの仕方まで生で
話を聞けるというのはやっぱり大きいと思う
。それだけでも十分価値があるということが
よくわかった。もちろん、自分の専門分野が
それに近いことにこしたことはないが、必ず
しも技術に精通してなくても十分得られるも
のはあると思う。


というわけで、今年はヨーロッパに1ヶ月行
くようだが、とりあえず手はあげとこうと思
う。まぁ、またアメリカとは違った結果には
なると思うけど。後はどう会社に説明するか
だな...。


でも、もう一つ思ったのが、僕の抱いていた
不安っていうのは結局自分の技術に自信を持
てないからそういうふうに思うのだと思う。
自信があればどんなところにいっても不安に
思うことなんてない。自信の根拠となるのは
やっぱり専門家になることなんだと思う。
Cerevoの社長も記事の中で、ネット家電の専
門家となることで自分の存在が確立すること
ができた、というようなことを書いていた。
大切なのは専門家になることだ。