素直な心になるために

松下幸之助氏は著書の「素直な心になるために」の中
で、「素直な心になるためには毎日素直な心になりた
いと心から願うことだ」と書いている。


また、本の中には、素直な心バッチをつけて身につけ
たり、素直な心の会を作ってみんなで話し合ったり、
素直な心冊子を作ったりしよう、みたいなことも書い
てあったりする。


正直、ここまでやるとそんなの意味あるのか、という
ふうにもなるが、でも、もう一歩踏み込んで考えてみ
れば、松下幸之助という人であっても、ここまでしな
ければ素直な心になれなかった、ということではない
だろうか。


自分自身、「素直な心になりたい」と願ってはいる。
でも、すぐにちょっとしたことで素直な心はどっかに
いってしまうのだ。
例えば、同期が自分より早くに出世したらどうだろう
か。絶対に、「あいつよりオレのが頑張っているのに
」という思いがすぐにわきあがってくる。そうなって
しまったらもう素直な心でもなんでもなく、ヘタをす
れば悪意に変わってしまう。


人間なんて弱いものだから、素直な心なんていうのは
あっという間にもてなくなってしまうのだ。だからこ
そ、松下幸之助氏が言うように強く強く願い続けなけ
ればならないのだと思う




今日の宴会のときにNさんと話していて思ったことだ。


でも、Nさんも言っていたがやはりリーダーとして期
待されているからこそその自覚も生まれるし、同時に
悪意も生まれてくるのだと思う。それこそ、こんなに
頑張っているのにどうして、となるのだと思う。だか
らこそ、リーダーになるのであれば徹底的に悪意を持
たない、そして素直な心になる、と強く願わなければ
ならないのだ。