39歳までに組織のリーダーになる

Nさんんが紹介してくださった「39歳までに組織のリー
ダーになる 」の感想。

Nさんにとってはまさに今のNさんの目線にピッタリと
来る本のように思う。一方、僕にとっては、周りの人
たちがどうだろう、という観点でこの本を読んでいる
ような感じだ。これは部下のあるなし、仕事の立場な
どからの違いだと思います。だから、僕にとっては、
こうしたことを考えて続けることの積み重ねが将来に
つながるのだと思っている。そうした意味でとてもよ
い本だと思う。なんていうのか、一歩背伸びできる、
というのか。


以下、トピックから感じたこと。


○ スーパー・ボトルネック人材
これを読んだときはまさにOさんのことを言っているよ
うに思えた。色メガネで見るつもりはないが、経験的
にOさんの言動をみると残念ながらこうではないかと思
える。


○ 人と人とをつないでいるか?
ここで、「実力者同士ではまともな話すらしない」と
あるが、まさにFさんとSさんの状態だと思う。本来だ
ったらこういう人たちがつながるように仕向けるのが
リーダー(Kさん!?)の役割なんだろうが。


○ ダメ集団にもチャンスを与えているか?
「あなたの意にかなわないからといって無能と判断す
るのでは、人的資産を無駄にしていることになります
。」とある。
昨年、Oさんと話していたときに、「MさんやNさんたち
を指して、あいつらは全員どっかに出てったほうがい
い、基本的に優秀な人間でやらないとダメなんだ」み
たいなことを言っていたのですが、すごく違和感を持
ち議論を交わしたことがある。
仮にダメだからといったって、優秀な人間ばかりが集
まってくれることなんてないのだから、結局は、いる
メンバーでどうにかするしかないのだと僕は思ってい
る。
今いるメンバーをさしおいて「もっと優秀な人材を集
めろ」なんていうのはリーダーのいうことじゃないと
僕は感じている。


なんか、身近なしかもネガティブな感想しかかけない
自分が情けない...。人のいい面をみれていないとい
うことかもしれない。


○ 何を見られているのか
「結果よりも、そこから何を学んでいるかが問われま
す。」とあるが、たぶん僕は"結果"に焦点を当てすぎ
る傾向がある。自分の商品についても、スキルの獲得
よりも結果にこだわってしまったために自分で損した
部分も多々あったと思う。これは自分自身大きな反省
だ。


○ 「あがり」にならなかった
たぶん、Nさんとはポイントが違うと思いますが、僕が
この本の中で一番ピンときたところ。
自分の価値観とすごく合っている。
しかも、Nさんの話を聞いたときのことは今でも覚えて
いる。
初めてラーメンに連れていってもらったとき、車の中
で僕がNさんに、「どうしてウチに入ったのか」とたず
ねた。そのときに、「ホンダに行きたかったけど、友
達がどうしても譲ってくれというので、しかたなくよ
くわからないけど、ウチに来ることにした」と話して
くれた。
この本はそのときも含めて僕がこれまで抱いた感覚を
とてもうまく説明してくれている。
大学のときも同じようなことを感じていた。第一志望
で大学に入ってきた人はどうもあまり成長していなか
ったように思う。
だから、会社のリクルートなんかも、これは僕のひね
くれた性格によるのかもしれませんが、ウチに入りた
い、入りたい、という人ほど、とらないほうがよいよ
うにも感じている。
たぶん、僕が感じてたことっていうのは、この「あが
り」によって成長がとまってしまう、ということだっ
たのだと思う。




いずれも根本は「この人と一緒に働きたい!」と思っ
てもらえるかどうか。
会社の職制を抜きにして人がついてくるかどうかでだ
ろう。
極端な話をすれば、例えば本人が会社をやめてベンチ
ャーを立ち上げる、と言ったときに何人の部下がつい
てくるか、というようなものだと思う。


でも、そういう出会いがなく一生が過ぎていく人もた
くさんいると思う。そういう意味で、Nさんと出会えた
ことは自分にとってはとても大きな幸運だ。