研究テーマの筋がいい

昨日の研究テーマMTGの際に聞いていて思ったことだが
、うちの会社でテーマを作るのに最低必要な条件は次
の2つだと思う。


(1) 最初のターゲットアプリケーションがある
(2) 将来の発展性がある


もちろん、どちらもないようなテーマはたくさんある
が、やはりこの2つが揃っているのが重要だ。そうでな
ければ結局、何をしているのかわからなくなってしま
う。
(1)がなければそもそも一体何を目標とするのかがあい
まいになる。また、(2)があれば、仮に方向転換が必要
になった際の道しるべとなりうる。


また、フェーズにもよるかと思うが、少し進んでいく
と次に問われてくるのが、(1)の精度だ。要は事業部と
の整合はどうなっている、とか、顧客のニーズはどう
だ、という根拠が必要になってくる。


こう考えると、「テーマの筋がいい」というのはこの
2つを満たしていること、と考えられるのではないだ
ろうか。




また、最近思うのは、売れるかどうかは別としてとり
あえず商品にしてみる、ということの重要性である。
いろいろ考えてはみるがやっぱりいざ商品にしてみた
ら思いもよらないようなことは発生するし、さらに、
今まで否定的だった周りの人も、「この商品をどう生
かすか」ということで食いついてくるので、見えなか
った未来も見えてきたりする。


ほとんどの人がは一昨年くらいに、商品Kなんか出して
もしょうがない、どうせ売れない、ということでかな
り商品Kをバカにしていた。でも、いざ商品が発売され
てみると、いろんなところのアイデアに上がるように
なってきたし、商品のロードマップにも上がるように
なってきた。


そういう意味でも、売れる売れないということも重要
だが、商品になるかどうか、というのは大きいんだと
思う。これは商品を出している人は経験でわかってい
ることなんだと思う。