オフサイトミーティング

月に1回オフサイトミーティングのようなものがある。
部署の人が集まって、お菓子を食べながらいろいろな
トピックについて話し合うというものだ。本来の意義
から考えればコミュニケーションを図り、お互いを知
る場、という意味で非常によいものだとは思うのだが
、ほとんど毎月の定例イベント化してしまっているの
が現状だ。


ただ、今日はトピックが経営理念についてだった。話
しにくいトピックにも関わらず、意外とみんなのいい
話が聞けてよかった。


経営理念はオフィスにも掲げてあるし、朝会では唱和
したりもするが、やはり人々の心に響くのはそうやっ
てやらされているときではないのだな、というのがわ
かった。逆の言い方をすると唱和したりするのは本当
に形骸化しているということでもあるのだが...。


では、人々の心が経営理念に触れるのはどんなときか
というと、やっぱり「個人的な経験」があったときだ
ということだ。例えば、上司にこんな言葉をかけられ
たとか、他社との違いに触れたとか、会社以外の場所
で会社のことに触れたとか、人と議論したとか、そう
したときに経営理念を感じている。


つまりは、唱和したりすることももちろん大切だとは
思うが、経営理念というものは、そこにいる人たちの
言葉や行動によって浸透していく、ということだろう
。だから人や時代が変わればもちろん捉え方も変わっ
ていくのだと思う。ましてや創業者に触れたことのな
い自分たちの世代は昔以上に自分たちで考え、捉え方
が正しいのかどうか常に自問自答していくことが必要
だと思う。


でも、他の人たちのそうしたパーソナルな経験を聞く
のは楽しい。大局からみれば一つ一つはささいなこと
かもしれないが、でも、そういうささいな経験が経営
理念を作っていくということだろう。




それにしてもグループ長の話がもっともらしくはある
のだが、一番面白くはなかったのが残念だ。うーん。