有用性を示す

さて、この前、「法規のクリア」が商品のポイントと
なると書いたが、そのためには有用性を示す必要があ
る。


世の中にないものの有用性をどう示せばいいか考えあ
ぐねていたが、とある仮説を思いついた。これまでは
お客さんの声、現場の声、それが商品の本質だと思っ
ていた。それに捉われて商品の目的性をそこにおいて
考えていたが、でも、本質は違うのではないかという
ことに気づいた。お客さんの声はもちろん商品のベネ
フィットの1つを現してはいるものの、必ずしもそれ
は有用性ではなかった。あまりにも捉われていたから
本質が見えなかった。


有用性を示すのに重要なのは、「その商品が問題を解
決してくれる。その問題はクリティカル。だから、そ
の商品が必要なんです。」ということだ。つまり、問
題自体がどうでもいいものであれば、商品自体も有用
でもなんでもなくなってしまう。言ってしまえば、問
題が存在しないのであれば、いくら原理があって、性
能がよくても、言い方は適切ではないかもしれないが
「おもちゃ」と同じことになってしまう。


そうなると示すことは、「この問題はクリティカルな
問題ですよ!」ということと「この商品を使えば、そ
の問題はほらこんなに解決するのよ!」ということだ



でも、実際問題、それを示すのは難しいのでは、と思
っている。まだまだ調べる余地はあるが、問題自体が
クリティカルだとはどうしても思えない。


さて、ここから先が問題だ!


目的を捉えなおすか。要は「おもちゃ」として捉える
のか。それとも強引に今のまま突破していくのか。も
う一つは業界を巻き込むっていうところだろうか。


でも、いずれにしても今の状態では一生懸命"できな
い理由"を説明しているに過ぎない...。




夜は、同期のT氏と飲みにいってきた。入社3年目に弁
理士の資格をとった男だ。知財の話で盛り上がったが
知財のプロとしての横顔をがチラッとみえた。自分
は今の商品のプロだが、まだまだ職業としてのプロに
はなれてない。精進が必要だ。