平尾誠二氏

会社休んで講演を聴きにいってきた。メインの目的は
DOWAホールディングスの吉川廣和氏と神戸製鋼ラグ
ビー部の平尾誠二氏。


吉川氏の講演はテーマが環境ビジネスだったため、あ
まり事業構造改革(「壁を壊す」)については触れられ
なかったのが残念だった。でも、その中でも事業投資
判断については話があった。本にも書いてあったが、
判断は3つのみで、「?市場があるか、将来成長するか
、?競争力が自社にあるか(特に技術力)、?社員のや
る気があるか」である。その中で「?社員のやる気」
というのは、「個人が独立してでもやる」といえるく
らいかというものだという。とある事業を撤退と判断
したが、社員がどうしても続けたいというので、それ
では、ただでその事業をあげるから後は個人としてや
ってくれていいよ、というと、社員はそれではできな
い、という。その程度のやる気ではダメだ、というこ
となのだ。


前にSさんを追い詰めてしまったときがこういう感じ
だったんだろうなぁ。でも、やっぱりそうじゃなきゃ
成功はしないと思う。


さて、平尾氏の講演だが、さすがに話慣れしており面
白かった。その中で印象に残ったのは、「普通を超え
ようとしたら、普通ではダメ。普通のことしかしない
なら、結果は普通でしかない。」ということだ。誰か
の本にも書いてあったが、「人間はこれをやってはい
けないかなぁ、まずいかなぁ、でもやったほうがいい
と思うんだけどなぁ、なんて思っていることをやった
ときにこそ成長があるんだ。」である。それと同じこ
とだと思う。
もう一つ面白いと思ったのが、同志社大学時代の岡先
生の話だ。大学に入学した平尾氏に「ラグビー好きか
」ときく。「3度のメシより好きです」と答えると、
「キミ、うまくなるで」という。また、スクラムの練
習をしていると、「そんな練習やって面白いか」とき
く。そういうようにいつもサプライズがあるような人
だったという。なんか話を聞いていて、松下幸之助
に近いような感覚を覚えた。


さて、自分が3度のメシよりも好きなことは...。