未来の行方

自分は関わっていないが、研究所で2015年(7年先)のロ
ードマップを作れ、というプロジェクトがあり、まぁ
なんとなくそれっぽいものができてきた。それを各事
業部長などにプレゼンしていたようだ。


しかし、Fさんは来年のことすらよくわかっていないの
に、7年後の姿をやっつけ仕事で描いたところでどうな
のだろう、というようなことを言っていたが。


さて、それで一応自社のロードマップは出てきたが、
まったく触れられていないものがあった。それは、
外部環境分析だ。


せめてPESTEL分析ぐらいしたほうがいいだろう。結局
、世の中で何が起きているのか、ということに目が向
いていないのだと思う。外に目が向かないから、周り
が騒ぎ始めたときに、「おっ!?」となり、それから
「さぁどうするか」となるのだろう。やはり大企業と
いうのはそんなものなのだろうか。


そういう状態だから、じりじりと市場がシュリンク
ているのにも関わらず、その市場の中で頑張ってコス
トを下げるようなことしかできないのだ。


「世の中はこんなふうに変わっていく。その中で自分
たちはこうありたい。」というのが必要だ。ましてや
自分たちのいる業界はまだまだその方向性がぼんやり
としかみえていない状態だ。既存事業を考えれば、十
分にその資産は利用できるはずだと思う。


一方で、もっとぶっとんだ話があってもいいと思う。
「そんなのアリ!?」みたいなのが。そういうのがな
いとやっぱりワクワクしないだろうな。


また、業界で技術はより高度に進化している。そのイ
ンパクトをどうとらえるか。「事業部では...」みたい
な話の前にそうした議論をもっとするような組織にし
たい。