事業家とコンサルタント

マネックス証券松本大氏の「私の仕事術」を読んだ。
彼の本を読んで感じたのが、内容もそうなのだが、すご
いことをやっているのにも関わらず、まったく奢ってい
ることも感じなければ、ヘタに媚びている感じもしなか
った。なんていうのか、こういうのを謙虚っていうんだ
な、という感じだろうか。


いつかのDeNAの南場氏のブログに、「企業家もしくは
プロフェッショナルの事業家を目指すならばコンサルタ
ントには近づかないほうがいい」と書いてあった。そこ
になぜかということまでは書いてなかったが、たぶんこ
の松本氏の本から感じたようなことなのかな、という気
がしないでもない。


確かに本を読んでいても、事業家とコンサルタントでは
その語り口が違うと思う、また学者もしかりだ。。一言
でいうのは難しいが、こういうことだろうか。


コンサルタント:鋭さ(批判的)
・学者     :理想論
・事業家    :実現性(腑に落ちる)


もちろん、人によって好き嫌いはあるだろうが、やはり
現実的に生の経験に根ざしてモノゴトを話しているのと
いう点で、僕自身には事業家の話がピンとくる。(コン
サルタントや学者からも得るものは多々あるが。)それ
と事業家でもタイプの違いはあるけれど。その違いは、
覇道か王道か、というところだろうか。ユニクロの柳
井氏やソフトバンクの孫氏、楽天の三木谷氏はは覇道
だが、自分は王道をいきたい。


そういう意味で自分の興味はそこにあるんだろうなぁ、
と思った。




以下、松本氏の本の中で印象に残った内容だ。
・communicationとconversationは違う
・ありのまま(自分以上でなければ以下でもない)
・クレディビティ
・電子メールに情報集約
・仕事は趣味
・好奇心の差
・ムダな仕事の3つの質問
・失敗の仕方
・常に素振り
・高い倫理観を持て
はだかの王様
・自分サイズの靴をはく