また手直し

先週に引き続き、手直し。そもそも設計がよくないのと
製造体勢が整っていないのが原因。いつまでにどういう
根本的対策をとるのかをはっきりしなければ、これがず
っと続くことになる。


しかし、在庫の視える化もそうだが、こうしたムダな手
直しも視える化したほうがよいだろう。新商品が出るた
びに手直しが起こり、毎回、「事業部はこういうものだ
よ。」で済んでしまう。要は手直しが常態化しており、
何か問題があっても「みんなで手直しすればOK」という
風土になっている。こういうところから改善していかな
ければ、こうしたムダはなくなっていかない。


そのためにどれだけの損失がおきているのかを出してみ
たらよいと思う。今日なんかは20人近くが手直し&検査
を行っている。それが8時間近く働いているわけなので
、時給を1500円として換算すれば、手直しに、24万円/
日かかっていることになる。とりあえず、もう7日間く
らいやっているわけだから、168万円くらいの金額ロス
になっているだろう。これがどんどん膨らんでいくこと
になる。


これだけでも実験場の面積を削減した年間のコスト削
減効果を大きく超えるロスとなっている。


結局、小さな改善を繰り返しても、なんでもかんでも手
直しすればOKというカルチャーが改められなければ、利
益が出る体質にはなっていかないだろう。